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ホテルサービス その470 - 和食-

「一汁三菜」昔ながらの家庭料理で申請されているユネスコの無形文化遺産和食。

懐石料理と会席料理ではなく!
茶の湯でもありませんでした。

ほとんどの日本人が知らない和食。
歌舞伎や能と同じくごく一部の人のものになってしまったのかもしれませんね。

和食はフレンチやイタリアンなどとは決定的な違いがあります。

フレンチやイタリアンなどの旨味はバターなどの油脂であり和食は「うまみ」であること。

正しいだしのひき方「うまみ」の基本はだしであり昆布とカツオ節から得られます。

昆布グルタミン酸が最も効率的に浸出する温度や時間を知らないと「だし」はひけません。

見落としているのは「水」
基本のだしは綺麗な水💧昆布とカツオ節。

だしは水の料理だから水をおろそかにしておいしいだしは引けません。

料亭などでは水質検査をした井戸水や湧き水を使うのもこの理由。

塩素などが含まれる水道水では本当においしいだしは引けません。 

水を替えるだけでだしの表情が一変するほど繊細な味の芸術なのです。

日本の食文化の素晴らしさから眼を背けてしまった私たち。

自国の文化に誇りを持ち積極的に学び理解することは必要な時代。

日本食文化の素晴らしさ見直してみませんか?

注)無形文化遺産は登録ありきで行われたので懐石料理も会席料理も含まれていません。

明日は度難について…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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