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独自調査による主要疾患の手術・治療実績の病院ランキングや名医リストを収載した『名医のい…

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独自調査による主要疾患の手術・治療実績の病院ランキングや名医リストを収載した『名医のいる病院2024』等の「名医シリーズ」を発行する医療専門のメディア会社です。患者さんやその家族が自ら考え、自ら判断できるような医療情報を提供していきます。 https://www.jmnn.jp/

マガジン

  • ザ・名医 ~ 名医のまとめ

    「名医のいる病院」シリーズで掲載した名医インタビューをまとめました。各領域のトップランナーたちが、これまで、今、これから、について、熱く語っていただいており、必見の内容です!

  • ARCHIVE~まとめ

    過去に発行され人気を博した記事をお届けする「ARCHIVE」をまとまめました!

  • 疾患センター解説17~まとめ

    疾患センターでは、ある特定の病気や医療技術に特化した治療を行っています。センター名には対象となる疾患や特徴的な治療法が含まれることが多く、どこにいけば希望する治療を受けられるかが、一目でわかるようになっています。代表的な17種類のセンターを厳選し、センター機能に精通する各分野の名医が「センターの特徴」「対象疾患」「治療法」という観点から解説しています。 医療機関選びの際には、専門領域に特化したスペシャリストが診療するセンター機能をご参考にしてみてください。

  • 「人生100年時代」のキーワードは目の健康維持~まとめ

    眼の疾患も早期発見・早期治療に越したことはありません。中途失明原因第1位(日本眼科学会調べ)の緑内障も早期に発見し、適切な治療を続ければ、視野狭窄や視力低下などの進行をとどめ、視野や視界を維持することが可能です。むしろ、「人生100年時代」は眼科疾患の治療が最重要かもしれません。目が見えない・見えづらい状態になると、生活の質が低下します。仕事を失ったり、家事ができなくなったり、運転ができなくなったりして人生をエンジョイしづらくなるからです。ここでは眼の疾患のうち白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、加齢黄斑変性、視力矯正・近視・老眼、眼瞼下垂の代表的な6疾患を取り上げ、各分野のエキスパートに「疾患の特徴と主な治療法」について解説をいただきました。大いに参考にしていただき、眼科検診を年に1回程度は受けるなどして眼の疾患の早期発見・早期治療に取り組んでください。

  • 体の痛みと疾患 治療解説大全11~まとめ

    整形外科領域の疾患は、誰にでも起こりうる身近なものです。「痛み」を中心に、さまざまな症状が体の部位に現れます。多くの疾患は原因と症状が現れる部位が一致しますが、なかには一致しない場合もあります。ここでは体の部位ごとに代表的な「痛みと疾患」を取り上げ、症状、原因、治療法、リハビリテーションなどをまとめました。

最近の記事

新連載その3「名医からのメッセージ」本日スタートしました!

こんにちは!医療新聞社note編集部です。 新たな連載その3「名医からのメッセージ~トップランナーが語る半生」のご紹介です。 新連載の意図、目的は になります。 そして、スタートは、脳動脈瘤や脳動静脈奇形などの脳血管障害におけるプロフェッショナル 中山若樹先生(柏葉脳神経外科病院 常務理事・副院長/高度脳血管病センター長)です。 その生い立ちから未来へのメッセージまで、全8回にわたってお伝えしていきます。 本日はその1回目「バレーボールに熱中、医師への憧れも抱く

    • 新連載その2として「書籍転載」をスタートしました!

      こんにちは!医療新聞社note編集部です。 4月12日から、新連載その2として「書籍転載」をスタートしました。 1冊目の書籍は、 本人の意思を尊重する意思決定支援~事例で学ぶアドバンス・ケア・プランニング(南山堂) です。 40以上の事例を厚労省の「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」に準拠しつつ、本人の意思を現在・過去・未来の3つの時間軸でとらえて整理した一冊から7つの事例をシリーズにて掲載します。 5/3まで7回にわたって配信していき

      • 新連載「在宅医療 北から南から」スタートしました!

        こんにちは!医療新聞社note編集部です。 ちょっと更新が怠っていまして恐縮ですが、この新連載の準備というこでご理解いただければ、と。。。。(笑) 新連載の意図、目的は になります。 そして、1人目は沖縄で2023年に訪問診療を専門とする「いきがい在宅クリニック」を開業された長野 宏昭 先生です。 3回にわたるシリーズになりまして、本日は1回目として配信しました。 2回目、3回目、2人目、3人目、、、、、100人目、、と続けていきます。 末永く、よろしくお願いい

        • 【コラム:近代医学・生理学の幕開け】「自然発生説」を退場に追い込んだ「白鳥の首フラスコ実験」-ルイ・パスツール

          空気との接触を制限する実験に取り組んだスパランツアーニの実験から約1世紀後、フランスの化学者、ルイ・パスツールは有名な「白鳥の首フラスコ実験」を行い、自然発生説にとどめをさしました。 パスツールは空気中のチリの中にも微生物がおり、培養基にチリをつけると微生物が大量に発生することを知っていました。培養基にチリをつけないような工夫が求められました。 パスツールは1860年、肉汁を加熱して、細く曲げられた長い首を持ったフラスコ(白鳥の首フラスコ)に入れ、空気との接触を制限する実

        新連載その3「名医からのメッセージ」本日スタートしました!

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        • ARCHIVE~まとめ
          17本
        • ザ・名医 ~ 名医のまとめ
          33本
        • 疾患センター解説17~まとめ
          17本
        • 「人生100年時代」のキーワードは目の健康維持~まとめ
          6本
        • 体の痛みと疾患 治療解説大全11~まとめ
          11本
        • 疾患解説25~まとめ
          25本

        記事

          【コラム:近代医学・生理学の幕開け】顕微鏡を使って血液循環論を証明-マルセロ・マルピーギ

          顕微鏡が「隠れた世界」をあらわにしていったガリレオは望遠鏡という、遠方の物体を拡大できる優れた道具を発明したことで、驚異的な発見を次々に成し遂げました。顕微鏡の原理も望遠鏡と同様で、レンズを組み合わせることで、さらに物体を拡大することが可能になりました。 顕微鏡に関する光学理論はケプラーらが確立、17世紀半ばになると顕微鏡は医学・生物学の第一線で、こぞって使われるようになりました。「顕微鏡の父」と呼ばれるマルセロ・マルピーギ(イタリア)は顕微鏡を使った研究の第一人者でした。

          【コラム:近代医学・生理学の幕開け】顕微鏡を使って血液循環論を証明-マルセロ・マルピーギ

          目のお悩み Q&A

          Q1 ブルーベリーが目によいのは本当ですか。ほかにも 目によい食べ物があれば教えてください。(70代女性) ブルーベリーにはアントシアニンが多く含まれており、アントシアニン含有サプリメントを内服することでパソコン作業後の眼精疲労が軽減したという報告がありますが、大規模に調査したデータはないのが現状です。ほうれん草やブロッコリー、モロヘイヤなどの緑黄色野菜には、黄斑(網膜の中心部)を保護するルテインやゼアキサンチンが多く含まれており、加齢黄斑変性の予防効果が期待されています。

          目のお悩み Q&A

          【特別寄稿】白内障手術のタイミングは ……

          白内障は大きく分けて2つ白内障は先天性のものと後天性のものに大別されます。先天性のものは母子感染や代謝異常、ダウン症候群など出生時から乳幼児期に発症します。 後天性のものは原発性と続発性に分かれます。原発性は加齢により発症し、80歳以上になると大半にみられます。 続発性としては、緑内障やぶどう膜炎、網膜疾患などの眼科疾患や、糖尿病やアトピー性皮膚炎による全身疾患に伴うもの、更にはステロイド等の薬剤の影響や放射線の影響のものも見られます。その他に外傷によって生じる白内障な

          【特別寄稿】白内障手術のタイミングは ……

          「疾患特集」はじめました!

          こんにちは、医療新聞社note編集部です。 本日は、医療新聞DIGITALでの新たな企画のご紹介です。 これまで、noteや医療新聞DIGITALで一般生活者向けの医療・健康情報を発信しておりましたが、よりわかりやすく疾患について説明することを目的に、このたび「疾患特集」をスタートしました。 第1回目の本日は、脊椎脊髄疾患(首・腰・背中の痛み)についてです。 「疾患特集」では、著名医師監修の元、疾患の概要、痛みなどの症状や治療法についての説明。 その領域のトップラン

          「疾患特集」はじめました!

          【パフォーミングアーツ医学外来】手外科疾患を抱える音楽家を丁寧に診療 金塚 彩

          実際に楽器を持参してもらい、楽器の演奏状況を診察パフォーミングアーツ医学は1980年代頃から欧米を中心に発展。それまで、音楽家などのアーティストに特化した診療は特段存在しなかった医療事情に風穴を開けた、新たな医学分野だ。 「私どものPAM(Performing ArtsMedicine=パフォーミングアーツ医学)外来では、手外科領域の疾患がある音楽家さんを、その方の弾く楽器の特性を理解したうえで寄り添い、診断と治療を行います」と話す金塚医師は2009年に千葉大学整形外科に入

          【パフォーミングアーツ医学外来】手外科疾患を抱える音楽家を丁寧に診療 金塚 彩

          【TOPIX】進化する粒子線治療

          光子線と粒子線は何が違うのかがんを切除せずに治療する方法のひとつが放射線治療です。放射線には物質を電離(イオン化)する力があり、それを腫瘍に照射して、がん細胞のDNAにキズをつけて攻撃するのが放射線治療の仕組みです。放射線は光子線と粒子線に大別されます。 一般的な放射線治療に用いられるのが、X線などの光子線。懐中電灯の光のように散乱・減弱しながら進む性質があります。最近はサイバーナイフ、ガンマナイフ、 IMRT(強度変調放射線治療)などの登場によって高精度の照射が可能になり

          【TOPIX】進化する粒子線治療

          【眼科医療最前線】眼科の最先端医療 iPS細胞再生医療

          iPS細胞が初めて治療に応用されたのが「眼」2007年、山中伸弥先生のグループがⅰPS細胞の作製に成功して以来、さまざまな病気の治療に活用できると期待されてきました。 このiPS細胞が初めて治療に応用されたのが「眼」です。これには2つ理由があります。まず加齢黄斑変性の治療に使用できる網膜色素上皮細胞をiPS細胞から作る方法がたまたま見つかったこと。 もう一つは「眼」という臓器の特徴にあります。「眼」は外界からの光を見る臓器ですから、逆に外から目の奥底の網膜まで見通すこと

          【眼科医療最前線】眼科の最先端医療 iPS細胞再生医療

          【レポート】第1回日本在宅医療コングレス(3/9(土)開催@東京都千代田区)

          こんにちは!医療新聞社note編集部です。 本日は、先日招待キャンペーンを実施しました「第1回日本在宅医療コングレス」に参加してきましたので、簡単ですがその内容についてレポートします。 基調講演基調講演では、日本在宅ケアアライアンス副理事長の武田俊彦氏による「2024年の地域包括ケアと在宅医療の現在」の講演。講演では「質の高い在宅医療」について、先人の言葉をあげながら「医療というよりも人間の視点で生活者をみること」「在宅医療は場所の概念ではなく、本人が家だと思えるところを作

          【レポート】第1回日本在宅医療コングレス(3/9(土)開催@東京都千代田区)

          【眼科医療最前線】ICLの先導者が語る「眼内コンタクトレンズ 視力矯正」の強み

          レンズを目の中に入れる視力矯正術に注目「近年、注目を集めている ICL(インプランタブル・コンタクトレンズ)は眼鏡やコンタクトレンズと同様、レンズの力を借りて視力を矯正する方法です。ただし、眼鏡やコンタクトレンズとは違い、レンズを目の中に入れるところに大きな特徴があります」 と語るのは中京眼科(名古屋市熱田区)の市川一夫先生。白内障手術のエキスパートであり、「眼内コンタクトレンズ視力矯正(ICL)」の先導者でもある。現在でも白内障、ICLの年間執刀数は2000件以上に達す

          【眼科医療最前線】ICLの先導者が語る「眼内コンタクトレンズ 視力矯正」の強み

          【眼科医療最前線】眼科でこそ活きる AI画像診断

          眼底画像を解析、疾患名とその確率を提示システム開発の立役者となったベンチャー企業はシステム名と同じ「DeepEyeVision」。目は体の窓で、その奥、眼底をのぞけば、さまざまな体の異変が見えてくる。 まず、患者の眼底検査をした医療機関が、撮影した眼底画像をクラウドシステムにアップする。この画像を同社のAIが一次解析した後、候補と思われる疾患名をその確率とともに提示する。レントゲン画像などから病気の有無や程度を診断、同社と提携する読影医が、提示された疾患名を参考にしながら

          【眼科医療最前線】眼科でこそ活きる AI画像診断

          【手術の名医たち】脊椎脊髄手術 多くの症例に触れて培った技術で患者にとって最も負担の少ない手術を 田村 睦弘

          毎日多くの手術に立ち空間的な認識力と技術を磨く近年、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、側弯症などの背骨の疾患に対し、背中の大きな切開や、筋肉の剥離を抑えた低侵襲手術が行われている。田村睦弘医師はそうした治療を積極的に取り入れ、6000例以上の脊椎脊髄手術を手がけてきた。現在では内視鏡を用いたMED(脊椎内視鏡手術)や、後方からの低侵襲固定術(MISt手術)、体の横から椎間板ケージを挿入するXLIF(腰椎側方進入前方固定術)など、幅広い手技を導入し、一人ひとり患者にあわせて使い分け

          【手術の名医たち】脊椎脊髄手術 多くの症例に触れて培った技術で患者にとって最も負担の少ない手術を 田村 睦弘

          【手術の名医たち】脳疾患治療 脳血管内治療の発展と共に歩み最新手技の確立に力を尽くす 石井 暁

          黎明期から脳血管内治療に触れその普及を確信する腕や太ももから通した管を通じて、脳内の血管を治療する脳血管内治療。近年では、脳動脈瘤や脳梗塞に対する重要な治療手段として広く行われるようになってきた。医師になって以来、その発展とともに歩んできたのが石井暁医師だ。石井暁医師が研修医だった頃は、脳動脈瘤に対するコイル塞栓術のための機器が国内に導入されたばかりという、脳血管内治療の黎明期にあたる時期だった。当時既に、脳動脈瘤に対して開頭手術は確立されていたが、脳の奥深くに生じたものなど

          【手術の名医たち】脳疾患治療 脳血管内治療の発展と共に歩み最新手技の確立に力を尽くす 石井 暁