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【エッセイ】甘い飲み物に別れを告げて

昨年7月、通っている心療内科で血液検査を受けた。結果としては、改善するべき点はそこまで見られなかったものの、中性脂肪が262と、かなり高かった。基準値が40~149であることを考えても、どうにかして次回の検査までに減らさないといけない数値である。

中性脂肪を減らすために、まず自分の生活を振り返った。すると、甘い飲み物をよく摂取していることに気が付いた。大喜利大会の打ち上げではジンジャーエールやコーラを飲むし、自販機では砂糖が多く含まれている缶のカフェオレ、コンビニや映画館では、ほうじ茶ラテを買って飲むこともある。

これは改善の余地があると思い、甘い飲み物を片っ端からスマホのメモの「備忘録」の欄に書いていった。上記のジンジャーエール等の他に、リアルゴールドやココア、冬場になるとコンビニや自販機に登場するおしるこや甘酒なんかも書いた。

とはいえ、糖質を完全に辞めたわけではない。食事も3食きちんと食べて、炭水化物も摂る。ただ、今まで日常的に食べていたお菓子やスイーツの類は控えるようにした。

もちろん運動もした。Xにはたびたび書いているが、ラジオやポッドキャストを聴きながらのウォーキングは、忙しかったりしんどかったりしても、少なくとも週に1回はやっていたことになる。

その結果、前回の検査から半年後、今年の1月に行われた血液検査では、中性脂肪が156に下がった。まだ基準値には収まってはいないが、今まで甘いものを控えたり、帽子やウェアやアウターも購入してまで必死にウォーキングしていたことは、無駄ではなかったことが証明されたのだった。

大きく下がった数値を見て、私は報われた気持ちになった。

とはいえ、まだ油断は出来ない。リバウンドする可能性もあるし、何より筋肉が少なくてまだお腹に肉が付いている。筋トレもしてみよう、ウォーキングも続けよう。ただ、これを書いたら、ジンジャーエールでも飲もう。

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