「自殺予防」は間違っている。苦しみを予防しろ。

今は自殺予防週間らしい。

はっきり言ってばかばかしい。

予防するのは、自殺ではない。
自殺に至る苦しみの方だ。

いじめや過労、パワハラ、介護疲れ…社会にいくらでも自殺に至る理由はある。その理由をなくすこと、死にたいほどの苦しみをなくすことが、結果的に自殺予防につながる。

自殺を防止、予防しても、苦しみはなくならない。

日本社会は、苦しみをなくすことをあまり考えていないのではないか。

例えば、治療法のない病気で苦しみ、死にたいと思っている人をどうやって苦しみから救うのか?
海外では、安楽死が認められていて、実際に安楽死もいる。安楽死によって、苦しみから逃げることができた、余計な苦しみを予防したと言える。

でも日本にはない。死にたいと思う人が相談でいる場所もない。その結果、誰にも相談できず、黙って自殺することを強いられる。

電車に飛び込み人身事故が起きたり、
拳銃を奪って自殺しようと警察官を襲ったり、
自殺できないから死刑になるために通り魔事件を起こすことになったり…

これらは日本で実際に起きた事件だ。
死ねない社会が、事件や事故を引き起こさせたのだ。
周りの人に余計な苦しみを与える状況を社会が起こしたのだ。

死にたい人が望めば楽に死ねる環境があれば、死ぬための人身事故も、拳銃を奪おうとする事件も、通り魔事件も防げたかもしれない。

生きて苦しむことを強制せず、自殺に追い込まない社会を作れば、すべてが解決する。

自殺を防ごうとするあまり、死にたい人を余計苦しめてはいないか?

生きて苦しむ人を減らすために、希望すれば誰でも安楽死できる社会が必要。

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