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水は海に向かって流れる

鑑賞:2023年6月@ユナイテッドシネマとしまえん

広瀬すず作品。

1.広瀬すず。2.広瀬すず。3.広瀬すず。そんな作品でした。
原作マンガは読んでいないのですが、キャラクターが生き生きしているお話です。恐らく広瀬すずさんは、妹系や美少女キャラの役が多かったのかと思います。今回は、お姉さんキャラです。

シェアハウスで同居人が広瀬すずさんだなんて。最高…。本来的にはシェアハウスに加わる男子高校生、大西利空さんの視点で描かれます。おじさんを頼って下宿しに行ったら同居人が広瀬すずさんですよ。お姉さんですよ。鼻血出ます。大西さんうらやましい。

ストーリーは、シェアハウスに新しく加わった大西利空さんをきっかけに、同居人の広瀬すずさんが親との過去に向き合います。

大西さん演じる高校生の内面と、広瀬さん演じるお姉さんの内面の変化。ここを描いていく。ありそうで無さそうな、でもちょっと見てみたいキャラクターたち。

キャスティングが嬉しいです。「探偵ナイトスクープ」の生瀬勝久さん、お久しぶりです。北村有起哉さんの役やたたずまい、見たかったお姿です。大河ドラマでガツっと主役を支えた高良健吾さん、漫画家役です。いやもっと見たいですよ高良さん。新鮮なお姿なのは嬉しかった。ダークホースといいますか、絶妙な配役と感じた當真あみさん。何が絶妙って、なんだか広瀬すずさんに真っ向勝負な素敵女子高生です。初登場シーンでは、似てる!と思いました。似せに行きましたね?最初のシーン。

作風の印象がとても良いです。陰があって、過去もある主人公のお姉さん。真っ直ぐ良い子な男子高校生。暮らしを共にする、大学教授や漫画家のおじさん、謎の占い師、拾ってきた猫。適度にしっとり、さわやか。気持ちを大事にする人たち。みんな踏み込まない大人たちの関係に、高校生が入っていきます。見たいのは、こういうフィクションなんだと思わされました。

原作では描かれているのかもしれませんが、主人公(広瀬すずさん)が会社勤めなのが全く現されていません。夜、駅から帰宅するシーンぐらいしかなく、シェアハウスで家事してるシーンばかり。表現としては正しいかもしれませんけれど、仕事何しているのかわからなくて、同居人の世話してる人に見えてしまうのが少しモヤっとしました。

広瀬すずさんがぶっきらぼうなお姉さんで始まり、だんだん照れキャラに見えて行き、過去と対峙し、泣き笑う。広瀬すずさんをずっと観ていたい人にはスコアMAXとなることでしょう。

▲広瀬すずさんがお姉さんになる前は…

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