東証1部企業の創業者に教わったラストマンの孤独について。

新卒で入った会社で、希望者向けに社長研修があった。

東証1部に導いた創業者から、少人数制で直接教われるという点で、すごく楽しみにしていた。

毎週テーマの本を読み、その感想を伝えるという内容である。


印象的だったのは『ラストマン』について話す回で、

社長
『経営メンバーは多いが、副社長と社長ですら天と地の差がある。ラストマンはそれくらい覚悟が必要だ。』

私は一緒に長年働いてきたボードメンバーにそれを言うのか(笑)と思ったが、おそらく本音であった。

聞いた噂では、なぜ今の副社長を選任したのか?と聞かれた時に

社長
『ウソをつかず、ずっと一緒に働いてくれたから』
と言った。

根本的に優秀かどうかよりも、裏切らないか信用できるかを前提に専任しているようで、先ほど述べた話も本当に聞こえる。

ラストマンの定義は、言葉の意味そのものになるが、どんな苦しい時も、調子良い時も舵を切る役目である。

何人採用するのか、投資いくらか、炎上をどう収めるか、すべての意思決定を素早く積み重ねる必要がある。失敗や、悪いケースでは日銭を稼げなくなる恐怖と孤独の戦いが待っている。

社長はどうやら最近会長になったようだ。

孤独から解放されたのか? 
いつかきいてみたい。

なぜこの話をするかというと、

まさに今、私がラストマンの孤独と戦っているからだ(笑)

誰か助けてくれ。。

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そんな事を言っても聞こえるのはイヤホンのpodcastのみ。

ちなみに最近のおすすめは経営中毒(〜社長の孤独だ〜) 。コテンラジオ、start FM。
※これらには救われている。

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私の場合は、お願いしないとフットワークが重いボードメンバー問題である。

期待と、働いてくれている感謝を毎日両方唱え、
気持ちがアップダウンする。最後には感謝がギリギリ勝つ。

期待しすぎてはいけないのか?
コミットをもっとしてくれるのか?

責務範囲外の間に落ちている重要タスクを自ら拾う、ミレーの落穂拾いおばさんは存在しない。

社長自ら、頭にナプキンを巻いて落穂を拾う必要があるのだ。

またはナプキンをみんなで巻く社風を作らねばならない。

ちなみに私は腰痛持ちである。
本当に拾い続けられるのか?

引用 https://artmuseum.jpn.org/mu_ochibo.html

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色んな会社をやっている友人に聞くと、みんな口を揃えて同情しあうトピックである。

先ほど友人と傷を舐め合ってきたが、
何も解決しなかった。

泥臭く地面を舐めながら、進むしかない。

ラストワンマイルになる事を願って。

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