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すべての判断を子どもに委ねてはいけない

学習塾で20年近く働いてくると、よく新規の懇談でこんな保護者のフレーズを耳にする

『子どもが受講したいようにやらせたい』


この言葉の意図は
『自分で決めて、決めたことを最後までやってほしい』
『自分でやりたいと思わないものをやらせても成果がでない』

ということなんだと思います。

しかし、たとえ優秀で頭がいい子でも正しい判断ができると言えるのか。
懇談中によく疑問に思うことがありました。

子どもは子ども。
判断材料に『楽』したいという要素も含まれることもある。
従来のバイアスがかかって『授業コマ』をたくさん取れば自動的に学力があがると勘違いしている子どももいる。

だからこそ、親が正しい見解を持って、時には強制ではない『アドバイス』や『情報の提供』を子どもにする必要があるんです。
塾側は会社の利益も考えて運営しなければいけない点がある中で、『料金を支払う人』と『サービスを受けるユーザー』が異なる特殊な教育業界においては、いろいろ不合理なことも起きてしまう。

塾側の提案をすべて鵜呑みにせず正しい見解・知見を持って、学習塾や予備校と関りをもってほしい。

学習塾はサービス業とはいえ、すべてお客様(子ども)の言う通りではないけないということは互いに認識すべきだと思います。

子どもの予備校や学習塾の選択において、

『子どもの選択』

ではなく

『親の学び』

が重要なのではないでしょうか。

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