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保安検査

飛行機に乗る時にみんなが守らないといけない事があります。
特に気を付けないといけないのは武器の持ち込みや可燃性のあるものの持ち込みですね。
あと制限を受けるのは携帯電話の電波。

今は携帯電話を作る会社が丁寧に機内モードを作ってくれてますよね。
それに伴って通信を必要としない、または一時的に通信が無くても使えるアプリなど、すごく便利に世の中どんどん変わってると思います。

この記事を書くきっかけは魚探でして、沖に釣りに出かけた時に魚探が使えなくなったらどうする?って想像してみました。

魚群探知機を略して魚探(ぎょたん)と言います。
最近のものは地図がGPSによって正確に示されることで、海の中にある釣れる場所を記憶させることが出来ます。
釣れる場所には漁師さんたちが魚を獲りやすくするために漁礁(魚のおうちと思ってください)が存在したりします。
前もって座標が分かると広い広い海を相手にピンポイントで魚を釣る事が出来ます。

そして、その地図の機能は目的地に行くだけでなく、自分の帰る場所への誘導にも使います。
昼間は岸が見える場所であれば目視で帰れます。
しかし、岸が見えないくらいの沖だとどうなるでしょう?
頼りは時計と太陽になります。

闇夜も同じで、街頭の並びを覚えたり建物の明かりを目標にしたりします。
漁港の灯台が目標になります。
しかし、闇夜の操船って灯台の明かりや街頭の明かりが見えてても不安なものです。
慣れてくれば可能なんでしょうけど、絶対に交わさないといけない岩礁がそこかしこに少数ながらあるので、正直魚探なしで帰れる気がしません。

魚探は人工衛星から出てくる信号を受け取ってます。
人工衛星がある程度の数が、そしてある程度バラまかれた状態で空に飛んでないと地図上の現在地点は大きく狂います。
カーナビでも同じ事が起きる事がありますが、補正がかかるまで隣の道路を走ってるなんてことが海でも起きる時があります。

「計器類が使えない状況ってどう思いますか?」って質問されて『困る』と即答できる場面が、船でいうところの『魚探が使えないってどう思いますか?』と質問された時なんです。

パッと考えるのは「魚が釣れないかも」なんですが、よーく考えると「帰れなくなってもいい?」って質問されてるわけです。
海の上はまだマシというか、浮かんでればそれなりになんとかなるものですけど、空の上はどうなるって、ねぇ。
保安検査を受ける機会はコロナ禍で無になりましたが、今後はよく考えて保安検査を受けようと思います。

と、土曜日のどうでもいい頭の中でした。


皆様からの助力を糧にそれぞれの道を追求していきます。 よろしくお願い致しますm(_ _)m