キャリア迷子から脱するために

「キャリア」というものを考えていなかった20代。氷河期だったのでそんな余裕はない時代だったから仕方ないと思いつつ、これからを生きるキャリアをどう構築していくか。ここ2年でその課題にぶち当たっている。

自分のキャリアは総務や経理などのバックオフィスから始まり、長く働いた商社で一個足跡を残せたので新聞社へ転職をしようとした際も、経理の募集で申し込んだ。しかしその企業の取締役に、営業としてぜひ採用たいと仰っていただき、経理ではなく法人営業としての採用となった。

その時は100名以上の応募があったそうで、自分は採用の1%の枠に入り込めた。今思うと辞めなければよかったと少し思うけれど、それは業界を客観視した結果。自分にとって、とてもいい環境だったのだけど。今でも大好きな会社だ。

その会社の仕事を通じて、さまざまな人と会い、貴重な体験をしてきたと思う。現場や、現場を取りまとめる経営者、そしてその経営者を支援する新聞社本社の人たち。現場の大変さを知りながら、経営のしんどさを見た。斜陽産業と言われている新聞業界。その事業を展開していくための過酷さを十分に体感し、どうにかしたくともできない自分をもどかしく思ったものだった。

まぁ、究極自分が居なくとも業界は進むしかない。大きな船から飛び出す私のような人間もいれば、残る人もいる。日本のマスメディアに関わった人間として、その航海を憂いつつ、新しい取り組みをしている人もたくさんいるので希望も持っている。

その場を経て今の自分があるが、今後働いていく中で市場価値を高めるための働き方を考えると、唯一言えるのは、定量でわかる結果を作ることしかない。

ここで難しいのは、定量で表せない職務についている立場であるときだ。自分は現在出版社でライターと取材者をしている。過去には法人営業、総務経理など幅広く経験しているけれど、定量で表現できるのは営業だけ。

むずいよね。

さらに転職の際重要なのは、ある一定の年齢を超えて経験社数が多いと弾かれる可能性があるということ。これも多くの人事と話したことはないから必ずではないけれど、特にプロパーの人が人事だったりするとそこに対しての理解は浅いかもなと思った。

大事なことは
・定量で示せる成果を出すこと
・逆算思考で考えること
・自己分析を深めること

この三つで今後のキャリアを考える必要がある。

キャリアって「実績」からなっていると思うけど、プラスしてコーリング「使命」を自覚するって人生にとって大事だなと思う。

自分が見る世界をこう変えたい、少しでも楽しさが連鎖していく世界を作りたい。そんな思いを持ちつつ、リハビリ。

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