変革も日々の地道な積み重ねから

先日組織の先鋭が僕らの前で熱く語りかけていた。

”テクノロジー進化に沿ってクライアントにとってもこれからどんなスキルが必要となってくるのだろうか。それらを共に考えながら取り組み、地道に着実な変化をもたらしていこう。我々の存在意義も更に高まるよう、より相互の協調は必要不可欠だ。”

コトある毎にこうやってリード層が士気を高めるためのメッセージを投げかけてくれると、我々も本来の立ち位置を見直すきっかけになったり、1度立ち止まって周囲を見渡すような機会も意図して作ることが出来て有難い。
弱い組織に限ってこういった意識を統率する行為やマインド面のケアを蔑ろにしがちだ。
「上はそういうことしか言わない」だとか「具体的に何しろって言ってんの?」と抽象論としか捉えられない場合、聞き手の素養が見合っていなかったり、立たされているフィールド相応に求められている意識と実態のギャップが解離している場合も少なくない。
自分がどのような付加価値を創出出来るかを常に考えて臨めていればわざわざ思い立って考えるようなことではないが、こういった上層部からのメッセージを基に自分が次は何をテーマに取り組むかなど考えるきっかけにすると良いかも知れない。

何時ぞやのキャスで冒頭に触れたような新たなテクノロジーも活用するのは簡単だと言った気がするが、それはあくまで実行フェーズに移った後の活用段階の話であって、取っ掛かりの構想を練ったりビジョンを描かれた後、既に関係者の意識がそちらへ向いた先の話だったりする。

どんな取り組みも少しずつ関係者を巻き込んでは増やしていき、次第に組織全体の取り組みへっと発展してから変革を遂げる。
そこまでの1つ1つの過程はやはり地道な小さな積み重ねの賜物なのだ。
それは成果に限らず意識の改革にも同様なことが言える。
互いの配慮ある声の掛け合いなど日々のちょっとした意識がけもバカには出来ない。

こうやって組織をリードしてくれる身近なヒトが大きな背中を見せてくれるので日常からも学びは多い。
大切なことは当たり前の日常にこそ潜んでいる。

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