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じょうプレゼンツ逆噴射小説大賞応募作品集

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逆噴射小説大賞2018応募作品をまとめておきます
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記事一覧

逆噴射ライナーノーツ:大武芸者時代

居合術、流鏑馬、薙刀、柔術、カポエラ、投げ縄、南京玉すだれ、緊縛師、相撲、ディアボロ、酔拳、ケツ割り箸、修験道、浄瑠璃、骨法
表の世界でも名の知れた大家から、闇の世界に名を残す暗殺者まで、揃いも揃ったり15人の武芸者。
この中に、父を殺した犯人がいる。必ず見つけ出す。

私は決意を込め、名簿の武芸名欄に力強く、【ハンドパワー】と書き記した。

作品名:大武芸者時代
ジャンル:トーナメント、格闘

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逆噴射ライナーノーツ:少女の体はまほうで出来ている

 昼間会った時、彼女には四肢が無く、1人では何も出来そうにない子だった。あたしより可哀想だと思った。
 けれど今は少女の薄赤く光る四肢が美しいと思った。
少女の体は、まほうで出来ていた。

作品名:少女の体はまほうで出来ている
ジャンル:魔法少女、ゴシックホラー、百合
連載可能性:高い
連載媒体:note、あるいは別媒体

この【少女の体はまほうで出来ている】は、今回の逆噴射小説大賞に応募した作

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千年杉の下で

この杉は、小さな町を見下ろす丘の上に生えている。

近所の宮司の言うことには、千年前の記録には既にその存在が語られていると言う。
いつの頃からか、この杉は町に住む学生達の間で「2人きりで告白すると必ず結ばれる」なんていう噂が広まっていた。

今日もそうだった。
やって来たのは、男女2人。制服からして、中学3年生の男子と、中学1年生の女子だ。
おそらく、女子の方が先輩を連れてきたのだ。

青い精一杯

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シャーマゲドン2018【原題:FINAL SPACE SHARK ATTACK】

正午、ホノルルビーチ。かつて地球上を震撼させたサメ座流星群の悲劇など忘れたかのように、人々は夏を過ごしていた。
ビーチの一角では監視員を囲む水着美女の姿。

「ねえ?アンドリューは?」
「あいつならお偉いさんに呼ばれて、どこかへ飛んでっちまったぜ?」

〜〜〜〜〜〜〜〜アンドリューのスマホが鳴る。どうせまたミーハーな女子からのDMだ。

二度に渡りサメ隕石からハワイを救った彼は一躍時の人となり、ラ

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ザメラ

燦々と陽光照らす太陽の下、クルーザーに揺られる8人の若者がいた。
誰も咎める者のいない洋上で彼らは大音量で音楽を流し、あるものはアロハシャツ、あるものは水着、又は何も身につけず絡み合う男女の姿もあった。

船尾で酩酊する金髪の女子大生は、いつ吐いても良いように海面を覗き込んだ。
「んー?」
彼女は海面を滑る何かを見た。もう一度目を凝らして確認しようとした時、それはもう目の前に現れていた。

バシャ

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【総天然色】虹怪獣 バエラ

「この辺かな?」

アキコは自撮り棒を伸ばすとインカメラを起動して角度を調整する。
周囲には自撮り棒を構える集団や、一眼レフを構える者もいた。

「来た!」

遠くの女子大生が声を上げる。空の彼方から放射状の“虹”が現れた。

「キャーッ!」「せーの、チーズ!」「ピース!」

アキコも自撮り棒を構えるが、まだシャッターは押さない。絶好のシャッターチャンスを静かに待つ。
やがて“虹”から触手が現れた

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【総天然色】川の大怪獣イクラドン

きっかけは果たして、巨大製薬会社の薬品流失のせいだったのか。それとも密漁者が無残に腹をかっさばいた死骸を大量に投棄したからであったのか。

責任の所在を問うものは、今は居ない。この国の人間は既に半分になってしまった。
「この世の終わりよ……」
「米軍が核兵器を使うって本当なのか?」
“水辺”に住んでいなかったわずかな生き残りは、身を寄せあうように恐怖に耐えている。

「あいつが、あいつが来るーーッ

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プリズム鮮魚アイドル☆ニギってカレン♪

女の子なら誰でも一度は憧れる、煌めく舞台、輝く衣装!
綺麗に輝いて、煌めいて、ほかの誰にも負けない地上最麗の女の子、アイドル!
もし、あなたがそんなすてきな存在になれるって言われたら、どうする?

あたしは、迷わなかった。ちょっとは迷えばよかった。

「カチカチカチカチ…」
「ギチギチギチ…」
足元であたしのロブスターと相手の鳩時計が静かに火花を散らしている。
「早く、ショーアップしなさい!

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江戸前横綱・シャリノ海!

「おうおう親父ィ!今日こそ耳揃えてカネ返してくれるんだろうな!」
二人組のチンピラ、佐治と次郎は岬寿司の暖簾をくぐるなりがなり立てる。

「うるせえぞ!ここは寿司屋だ、食わねえ奴はけぇんな!」
「はいそうですか、って金貸しが帰りゃ商売になんねーんだよ!いい加減社長は待てねえとさ!」
岬寿司の大将、岬源太郎は二人組のチンピラにもまったく怖気づく様子もなく啖呵を切った。

「仕込み中の寿司屋に入るとは

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超次元戦略カードバトル フューチャーリンク!

リンクファイト地区大会決勝戦の大一番、デッキが七色に輝きだしたのは浩介が手にした瞬間だった!

「まさか……!お前も選ばれし【戦士(バトラリアン)】だというのか!?」
シュナイダー影山の驚愕する声に、会場からもどよめきが漏れる。

『な、何ということでしょう!まさかシュナイダー影山以外にも【戦士(バトラリアン)】の資質を持つカードファイターがこの大会に参加していたとはーーっ!!』

デッキを手に困

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マーダー・オブ・ミュージック

「鬼頭警部……これは……」

青木の顔が引きつっている。なんと言っていいか分からない、そういう顔だ。
正直、俺もそうだ。もうすぐ定年になるほどに警察人生は長いが、こんなバカバカしく、そして猟奇的な事件は初めてだ。

目の前の被害者の口、裂けた腹、本来あるべきものが無い眼球、その至る所に【レモン】がぎっしりと詰まっている。ぐりぐりと、入るはずのないサイズの異物を無理矢理に埋め込まれている。

「警部

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運命の女神さまの運命的な出会い!

天界の裁判長を兼ねる大元帥、ヤマの冷徹な声が響く。

「……被告人フォルトゥナは、輪廻転生を司る大役を担いながら未だ天命にあらざる命を過失により幾度となく散らし、その露見を恐れて転生委員会への諮問を計る事なく独断を持って異世界へと転生せしめた」

フォルトゥナはピクリと肩を揺らす。主文後回し。つまり、大元帥ヤマの下した判決は……

「これは人の子らの魂の輪廻転生を司る大役を任せられた事に背く行いで

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親愛なるドッペルゲンガーへ

唐突だけど自己紹介するね?

僕の名前は足立充。1995年12月3日生まれの血液型O型。身長は……172cmってことで。
吹奏楽部でフルートをちょっとやってて、スポーツは嗜む程度。
取り立てて目立つような事もない、普通の人間だったと思う。

大学を出て就職して、ちょっと仕事にも余裕が出てきて、仕事帰りにふらっと一人飲みをして家路に着くのが趣味になってきた。
飲み屋では出会いがたくさんある。そうした

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ひな地獄

「くるな!くるなァーッ!」

無様に何度も足をもつれさせながら、男が薄暗い森の中を逃げるように走る。
その少し後方、茂みの中を駆け抜ける“小さな影”があった。

「た、助けて……!」
男の悲痛な叫び、だが無残にも影のひとつが男の足に飛びつき、そして踝から下をもぎ取った。
「アアアーーーッ!!」

男はついに倒れ込み、絶望の表情を浮かべる。
そして男の眼前に、影が3つ迫る。
もはや声を上げる事すら出

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