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子連れ外出で出会う優しさはひときわ大きい【子育てポジティブキャンペーン】

先日、子育てしていて、周りの優しさに触れてありがたいなぁ~と思ったことがあった。



神田家4人で旅行中、高速バスに乗ったときのこと。小さな子どもを連れての移動は、どの公共交通機関を使っても気を使う。

高速バスの中でご機嫌で過ごせるように子どもたちのオムツ交換しておいたけど、7カ月のちびにーくんは、乗る直前のタイミングでどうやらお腹が減ってしまったらしい。ご機嫌ナナメでぐずぐずし始めていた。

そして、バスに乗り込んで、愕然とした。並びで座れる座席が1つもなかった。高速バスという性質上、ひとりで利用している人が圧倒的多い。ひとりで座ってその隣に荷物を置いている。イヤフォンをして寝ている人も多かった。

もしかしたら、
とても疲れているのかもしれない。
高速バスで寝たい人かもしれない。
子どもが苦手かもしれない。

そんな中で、ぐずぐずしている子どもを抱っこしながら、
「ここ、座っていいですか?」
と、声をかけることは憚られた。




どうしようか、と立ち尽くしているうちにどんどん人が乗り込んでいく。一番前にあった優先席も埋まってしまった。

子どもたちが迷惑をかけるだろうけど、思い切って声をかけよう。泣いて泣いてどうしようもなくなったら、ひたすら謝り倒そう。そうするしかない。

喉元まで「ここ、座っていいですか」の言葉が出てきたとき、私の母くらいの年齢の人が、私達に気づいて
「小さい子どもも赤ちゃんもいるんだから、並びで座ってください。私が移動します。」と言って、席を譲ってくれた。


「ここ座りますか?」
じゃなくて、
「ここ座って。」
だった。


私たちの反応も見ずに、颯爽と荷物を持って席を立ち、乗り込んでくる人の列を少しだけ逆らって、ひとりで座って隣に荷物を置いている人に「ここ座りますね~~~」とにこやかに声をかけて座っていた。



一連の所作がとてもかっこよすぎて。その優しさは両手で抱えきれないくらい大きくて。あの時伝えた「ありがとうございます。」だけでは、足りないくらい今も感謝している。
もう一度、言わせてください。どうもありがとうございました。

旅行の思い出をより楽しいものにしてくれたのは、あの女性がいたから。





二座席分に4人で座った神田家。7カ月のちびにーくんがぐずぐず真っ最中。無事に座れはしたけど、あやしながら狭い車内でのミルクの調乳は本当に大変で。必死だったから気づくのが遅くなってしまったけど、ちびにーくんがぐずぐずしている間、ななめ後ろに座っていたファミリーがいないいないばあっ!したり変な顔をして少し離れた場所からあやしてくれていた。

なんてありがたいんだろう。お礼を伝えたら、「お互いさまよ」だって。





世界は優しさであふれているよ。


神田家は今、小さな年子姉弟育児の真っ最中。誰かに優しくできる余裕は正直あまりない。

だから、今は、優しさを受け取るターンだと思うことにする。

いつだって、優しさを受け取れるように、気がつけるようにアンテナを立てていきたい。せっかく優しい気持ちで何かしてくれたのに、気がつけなかったら、その人の優しさはなかったことになってしまうから。

そして、少し余裕ができてきたら、このたくさんもらってきた優しさを社会に返していきたいな。




明日もいい1日になりますように。



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