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家族に「大好き」を伝える時間をください【子育てエッセイ】

育休から先日復帰した。

SNSを覗いてみると、たまたまかもしれないけど、「仕事が楽しい!」「母から自分になれる時間が最高!」と育休復帰したことに前向きな投稿が目についた。

私はというと、2歳の第一子ちびちーちゃん成分、1歳の第二子ちびにーくん成分が足らなくて、めちゃめちゃしんどいと感じている。もう仕事を辞めたい。ワーママ辞めたい。



理由は、絶対的に自分の子どもたちと一緒に過ごす時間が短いのだ。フルタイムで仕事をして、1日に子どもたちと過ごせた時間を数えたら、たったの2時間しかなかった。

7時に起きた子どもたちを8時半に保育園に送っていく。これで1時間半。私は19時まで仕事で、家に帰ると19時半。20時に眠りにつく我が子たちに絵本を読み聞かせて、おやすみなさいのはぐをして寝かしつける。30分間。合計2時間ぴったり。

平日は2時間×5日間で10時間しか一緒にいられない。

育休期間は7時に起きて13時から15時までお昼寝して20時に寝る子どもたちとは毎日11時間も一緒だったのに。



足らない。圧倒的に足らない。
もっと子どもたちのお話を聞きたかった。一緒に遊ぶ時間もほしかった。

朝なんて、お着替えのお世話をして朝ごはんを一緒に食べて、そしたらあっという間に保育園に出発する時間になる。

一緒にお話ししたり、お絵かきしたり、お料理したり、はぐしたり、絵本を読んだり。「大好きだよ」と伝えたり。そういう時間はほとんどなかった。



旦那さんは、19時まで働く私の代わりに保育園にお迎えに行ってくれる。ひとりで子どもたちをお風呂に入れて、ごはんを食べさせてくれる。

早くお仕事を上がるために、睡眠時間を削って、朝の4時に起きて仕事をしている。感謝している。



私は。

正直に言うと、旦那さんにここまでの負担をしてもらってまで、働きたくない、と思った。まだ復帰して3日目だけど。
今の旦那さんは繁忙期なことも相まって、命を削って働いているように見えてしまう。

私が復職したことで、子どもたちにも、旦那さんにも、「大好き」を伝える時間がなくなってしまった。




ここまでして働くことの意味を今、真剣に考えている。

お金がネックなら、旦那さんの一馬力でまかなえない我が家の出費は主に奨学金と貯金分。夫婦合わせて月5万円の奨学金なら、私がどうにかして在宅で収入をあげてみせるから。その後の貯金だってなんとかしてみせるから。

家族に「大好き」さえ伝えることができない今を変えていきたい。




明日もいい1日になりますように。


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