見出し画像

腸内細菌と私。はじめに

最近、体の調子が悪い、何だか元気が出ない、どうも疲れやすいような気がする、集中力が続かない……。
こんなふうに感じたことはありませんか? 要因はいろいろ考えられますが、そのうちの一つに、腸内や血液が汚れていることが挙げられます。そこで私は、腸内環境を整備し、きれいな血液をつくる、とっておきの方法を、読者の皆さんに提案しようと思います。
腸内細菌は実は「もう一人の自分」です。100種100兆個といわれる腸内細菌のおかげで、私たちは生かされています。そのことへの気づきと感謝の気持ちを、私は「おかげさま」と呼んでいます。
本書では、腸内細菌とはそもそも何か、腸内細菌がなぜ大事なのか、日本人に不足しているミネラル・微量元素の役割、酵素の働きと活躍できる条件、さらには私たちの健康を左右するおなかの働きを活性化する方法をご紹介します。
また、精神生活の改善も重要です。腸内細菌も生きものです。それらは私たちの「想い」による影響をダイレクトに受けています。喜びと感謝の波動は腸内善玉菌の働きを活発にしますが、怒りや悲しみ、イライラは腸内善玉菌の働きを阻害し、腸内悪玉菌の繁殖を許します。

ストレスがたまったり睡眠不足が続いたりすると、てきめんにおなかが張り、刺激臭の強いオナラが出るなどして、困った経験はありませんか? つまり、この状態こそが、腸内や血液が汚れていることにほかなりません。
ストレスのたまりやすい現代社会では、私たちは腸内善玉菌をいじめ続けるような日々を送っています。ストレスだけでなく、食品添加物や防腐剤などの化学物質を日常的に摂取するような食生活も問題があります。その結果、腸内は汚れ、血液はにごり、現代人の体は不健康の極みといっても過言ではないでしょう。こうした状態では、いかに最高の医療を受けても、体はそれらを十分に活用できず、手術後の回復も思うように進まず、薬の副作用に悩まされる羽目に陥るのも当然です。
自らの自然治癒力を高めるために、医療機関に頼らずとも自分でできること、まずは腸内細菌善玉軍団を強化しましょう。そして、「おかげさま」で生かされている私たちの生命の原点を、もう一度見直してみましょう。そしてはじめて、健康で自然な毎日をとり戻すことができるのです。「おなかいきいき健康法」は、私たちが本来持っている、体の内部から元気になる力を引き出し、病気を予防する方法なのです。
本書が皆さまの健康を見直す一助になれば幸いです。

次回は第一章 体が伝えるメッセージ  お楽しみください

下痢の原因 | 下痢の改善相談室 (element-body.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?