はつこい
今日は、一日 雨でした。
冬が来る、そんなことを感じさせる雨でした。
あなたは どんな夜を過ごしていますか?
ところで 秋の終わりの夕暮になると
思い出すシーンがあります。
一学年、3クラスの小さな中学校。
その二年生の時のこと。
クラスで人気者の男子○○ちゃんに
ひとりの少女が 淡い恋心を抱きました。
いや
それが 果たして恋なのかどうか、わかりません。
が
勇気を出して、打ち明けるのです。
その告白に、かれが どう反応したか
それも分からないのですが
ただ 彼女の記憶に 残っているのは、
oneシーンのみ。
それは
彼が 突然「○○ちゃんが すきだー」
と叫びながら どっかへ走り去る姿。
それが 告白の返事なのかが
よくわからないまま
少女の恋は終わりました。
あれが恋とよべるかどうかは別として
ただ
その姿が、さながら 森田健作ばりで
あまりに可笑しくて笑ってた
いやいや
舞台は海でもなく剣道でもなく
ただの 田舎の少年が走る、夕暮のこと。
見事に振られた彼女は どうしたか。
まさか?
いえ
泣くなどしない。
唖然としてた。
あまりにきざで 舟木一夫の高校三年生でもあるまいし
ただ ただびっくりするだけで。
○○ちゃんは そんなキャラじゃないでしょ。
なんで?。
そして
彼女には、なんと そのシーンだけが脳裏に焼き付き
見事に その前後を 忘れてしまったのです。
その時から あっさり彼女のなかで 彼は居なくなりました。
それが、もしかしたら、神様がくれた処世術なのかもしれません。。
自分のこころをを守る方法としての。
忘れること。記憶に とどめないこと。
彼女から聴いた、こんなエピソードを
歳いった乙女たち4人は会うと、いつも話して笑います。。
ちなみに 「○○ちゃんが すきだー」と言われた女子は
振られた子の親友で 今もふたりは 仲良しで
更に 男子に興味のなかった、その女の子は
彼に 「ごめんなさい」といったか言わぬか。
今となれば どーでもいいこと、。
雲ちぎれ
風の匂いがなつかしき
きみがほしいと空にらくがき
先日の天体ショー見ました?
あかくぼんやりといる月
再び 現れたときの 際立った明るさ。
もう
満足でした。
あなたはいかがでしたか・
うっすらと紅き月見ゆ秋の宵子等とはしゃぎて夜が更け往く
月隠れ
ひかりこぼれてほの紅き
はにかみし笑み好きだったんだ
もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。