小中学校の授業を5分短縮、年間で計85時間を弾力的に運用へ…各学校の裁量で自由に・・・問題はそこじゃないよ。

小中学校の授業を5分短縮、年間で計85時間を弾力的に運用へ…各学校の裁量で自由に 読売オンラインより

文部科学省にはもっと大枠の条件整備を考えてもらいたい。というか実行してもらいたい。これじゃない感満載。こんなもん現在の教師の裁量次第でなんとでもなる話だし、現場の教師なら誰でも試したことがある話。

 いつも現場に丸投げ。内容の検討も、効果の検証も、創意工夫の内容も、、
 ダメだったら現場が足りてない。よかったら自分の手柄。某政党みたい。
現場に役立つ話はまるでなし。これで定額働かせ放題なんだから泣けてくる。
上がこれでやりがい搾取はないでしょ。そりゃブータンの方が貧しくても上が下を考えてくれてるから幸せ指数高くなるわな。労いの気持ちに欠けた国の国民が幸せを感じるわけがない。

 上智の奈須さんが言うだけで全くコストのかからない裁量権拡大についてコメントをしてくれてますが、元々学術的なバックボーンもない人間がアイディア出したって所詮中身は空っぽです。それが何年振りだろうともです。
 実際にコストのかかった、コストをかけた裁量権でなければ効果は上がりにくいに決まってんでしょ。金をかけずに売り上げ上げろって言ってる経営者と一緒じゃんか。完全にブラック化を主導しています。

 ヒト・モノ・カネ(最近は情報も入っているが)が裁量権の中身です。ちなみに時間も入れる人もいるけどこの場合の5分短縮の意味の時間ではないと思う。使える時間を増やしていく意味の時間でコストとほぼ同義であり、つまりは残業代のことだよね。

 時間配分なんて授業の基本のきです。こんなもんを一律化していくことに何の意味があるのか。意味はないけど打ち上げときました、だよね。だって頑張ってるアピール大事だからね。子どもみたいだ。
 一律化の罠をここでも実践してくれるなんて、少し前に私がnoteしたことを宣伝してくれなくてもいいのに。

ちゃんとした中身を打ち上げてくれ。少しは現場を労ってくれ。文部科学省。
たまには役立つこと言え。大学教員。

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