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能登半島地震 水はまだ出ないが一歩前進 

家の前まで通水したが

地震から3ヶ月半、家のあるエリアが通水した。待ちに待った通水だった。県外から来られている〇〇市職員さんの作業を見守る。というより凝視。あれだけ見られていたら、作業しづらかっただろう。ガツガツしていて申し訳ありません。そして、遠路はるばる作業に来てくださって、ありがとうございます。
そして、いよいよ時は来た。手渡しで通水のチラシを受け取り、早速、水道の元栓をひねってみる。くるくるくるくる。水を出してもいないのに高速回転するメーター。家の中で蛇口をひねるが水は出ない。かわりに、家の外のコンクリートの割れ目から水が溢れ出ていることに気づいた。ダメだ。宅内漏水だ。無念。
すぐに業者さんに連絡。電話は厳しい。なぜなら、電話は殺到中だと思われる。FAXで修理のお願いをした。噂では、ある業者さんは200件以上待ちらしい。いつになることやら。


水が溢れてくる亀裂


水が流せる

水は出なかったが下水は大丈夫だった。ちゃんと流れている。水さえあればトイレも流せる、お鍋も洗える、頭も洗える。そして、通水エリアが拡大したことで、家の近くに給水場所ができた。給水車や給水タンクからではなく、水道から直接給水で給水量の制限なし。水の勢いが良く水汲みにかかる時間が大幅に短縮された。


使いやすいよう素麺の木箱で高さをだしました


そして、そして、さらに嬉しいことに、通水エリアが増えたことで、簡易トイレも手に入りやすくなった。水が出たことで簡易トイレが不要になった人も増えてきたということだろう。今まで一度ももらえたことがなかったのに、週一くらいで10回分くらいもらえるようになった。これで、トイレはずいぶん楽になる。購入すれば1回分で100円以上するので大助かりだ。

一歩前進を感じる幸せ

水が出ないだけでなく流せないというWでの不便な生活もほんの少しだけど楽になった。あとは工夫しながら生きるだけだ。一歩でも前進できたと感じれば、また元気も出てくる。あと少しと信じてがんばろう。



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