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じいじ 保育士を目指す! 何処の国?

孫がお気に入りなのは

 おさるのジョージが大好きなのだこの前、娘に何処の国のお話?と聞かれたから迷わずオーストラリアと言ってしまった。

 理由は黄色いおじさんの格好をその様に思ったからだ。イメージとは勝手なもので、何故と聞かれると一体何処からその発想が生まれたのかと思ったわけだが。。。

 映画の80日間世界一周の中で主人公達が着ていた服装が、白いサファリジャケットの格好をイメージしたのでインドじゃなければオーストラリアだと連想した訳だ。

フォッグ氏のサファリジャケット

 そもそもジョージの時代設定が現代なのだから、何故 80日間世界一周(19世紀後半の時代の設定)のイメージなのかは、今思えば意味不明である。サファリハットも黄色い帽子のおじさんとは違う。

 私はこの映画が大好きで、これを見ていつか自分も世界一周をしてみたいと思ったので実際に世界一周をやってみたが、主人公のフォッグの様に気球や船や大陸横断鉄道の旅ではなく飛行機と鉄道の周遊券で行った。

 日本円が強い時代の話(そう、貨幣価値で言えば今の円の価値の2倍強程度だ。)だから、世界周遊航空券(当時、ユナイテッドとルフトハンザの2航空会社のビジネスクラスのチケットだった。ファーストクラスを勧められたが断った。)で一筆書きで(戻れない)空路を利用して乗り継ぎながら世界を回れる(実際はオーストラリアやアフリカとかは行けない。空路がない。)航空券だった。

 私は、西回り(時差ボケ防止にはこの方向がいい)で成田からフランクフルト経由ローマ(生まれて初めての海外!)で入り、初めて使った外貨がリラだった(桁が多い!まだ、ユーロがない時代だ)。鉄道でフィレンツェ(素敵な街だったから新婚旅行もここ)、ミラノ経由でジュネーブまで(とっても長かった!)。ジュネーブから空路でフランクフルトそこから鉄道で乗り継ぎながら(ドイツ国内、オランダ、ベルギー ここまではユーロパス)英仏海峡トンネルをユーロスターでイギリス(国内は鉄道)から空路でアメリカ国内とメキシコは空路最後にサンフランシスコから空路ハワイ経由で帰国という感じの旅程だった。

 スーツケース一個で機内持込みスタイル(当時は、かなり大きめでも持ち込めたし、セキュリティチェックもそれ程厳しくは無かった)で荷物紛失トラブルを避けて旅行した。

 それでもヒースローで、空港係員数名に連行されて別室で数十分の取り調べ(彼らが言うには、ヨーロッパ国内の入出国経路が空白だと言う。そもそもスイス以外はパスポートコントロールがない。EU国内を鉄路で通過すれば当時はスイスだけ国境警備隊(小銃を持った兵士が列車内をチェックする。)の検査があって、イギリス入国時に海峡トンネルないで入国管理官のチェックがあっただけだった。)を受けた。

 日本でチケットを買った時に、ユナイテッドの職員がそういうトラブルは絶対にないから安心してくれと言った(当時は航空券の搭乗前前日のリコンファームが必須で面倒だったが、我が社のチケットを買ってくれればそう言う面倒な事はないし、トラブル系もないから安心してくれと言われていた。ので買ったのだが。)事を拙い英語で抗議したのだが無駄だった。荷物をそっくり出させられ調べられた(日本語話せる職員も要求もしたがその日は休みだと言う)。

 そもそも、ロンドン→ニューヨーク大西洋便はあの時満席でこの便逃したら日本に帰りつかない(フォッグ氏よろしくタイトな飛行機乗り継ぎのスケジュールを組んでいた。)と思った(そもそも、パスポートコントロールを通過後の搭乗ゲートでの出来事)し、抗議したが。。。結局、私の荷物に不審物などある訳もなく、空港職員は平謝りで登場ゲートまで見送った。

 もう飛行機出て行ったよねと思ったら待っていた訳だ(よくわからないが機材トラブルという名目になっていた)。結局30分遅れで出発した。

 世界一周中のトラブルはこの時だけだった。厳密に言えば、生まれて初めての海外最初の地ローマで物乞いの子供達に囲まれて荷物を奪われそうになった事。そもそも物乞いなんて見たことが無かったし、路上で荷物を奪われるという行為自体初めての経験だ(勿論、その後イタリアで二度とその様な経験はない。その後都合3回ほどローマに行ったが。。。)が、その時は近くに居たイタリア人に助けられたので盗難には遭わずに済んだ。

 話はだいぶ外れてしまったが、お猿のジョージはオーストラリアではなくアメリカ ニューヨークの話だという事だった。人間の記憶と思い違いとは。。。

さて、今日はこの辺で。

おさるのジョージ

映画 80日間世界一周

八十日間世界一周』(Around the World in 80 Days)は、1956年アメリカで公開された映画ジャンルアドベンチャー第29回アカデミー賞にて作品賞を始めとした5部門を受賞。

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