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【20冊読んで分かった】金融・Fintechに飛び込むときに読むべき本2選+1マガジン

(この記事は2,978文字で約5分で読めます)

▷限られた時間で必要な知識を得たい

日用品・自動車業界メーカーに身を置いていた自分ですが、最近Fintech業界に転職をしました。金融やIT知識0、つまりFintechに関わる知識0の状態での転職です。

金融未経験で大丈夫だったのかという結果について、詳しくは以下noteをご覧頂きたいのですが、転職することが決まってから本を読み漁り知識の取得に急ぎました。


金融は歴史が古いこともあり関連書物が多く、難解なものがゴロゴロあり少し苦労しました。

今回、金融/fintech未経験で金融に飛び込む同じような悩みを抱えている人の助けになるように、これだけは押さえておきたい本・情報網をまとめたnoteを書こうと思います。

このnoteは以下のような方にオススメです。

・新しく金融業界に挑戦したい人
・金融業界に属する新人マーケター
・金融系の顧客を持つ営業マン
★Fintech(決済)業界に挑戦したい人

fintechと言っても色々なカテゴリーに分かれますが、今回紹介する著書は決済に関わる方向けとなります。

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※図は図解即戦力 金融業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書より引用


▷①図解即戦力 金融業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書


金融知識0の状態で一発目に最初に読んでおきたかったと思う本。

銀行、証券、保険、クレジットカードなど色々なカテゴリーの抑えるべきことやトレンドが記されている良書。

業界情報やトレンドは年々目まぐるしく進化している中、この本は2020年発刊と比較的情報が新しいのも魅力。

そもそも金融を知りたいといっても、カテゴリーが幅広く何を知りたいかによって読むべき本は異なってくる。

しかし、今感じるのは金融業界に足を踏み入れるのであれば金融全体の知識はある程度知っておいた方が良い。

なぜなら各カテゴリーは独立してはおらず、すべてがどこかでつながっているから。

銀行、証券、保険、クレジットカードなどは金融の歴史の中で生み出されたカテゴリーでもあるので生み出されてから今に至る歴史を知ると好奇心をもって知識を得られるのでオススメ。

キャッシュレス決済系のFintechに挑戦するとした場合、カードやキャッシュレスのことだけでは不十分で、大元の金融全般の構造を理解したうえで、キャッシュレスを取り巻く銀行などの知識も必要だったりする。

本の内容に話を戻すと、上記の金融全般の構造だったり、歴史がだれでもわかる形で書いているので入門書として読みたい一冊。

私は15冊目くらいにこの本に出会い、本を読み始めたときから「最初の一冊として読みたかったな」と感じた。


▷②キャッシュレス社会の本質


この本は決済という部分を切り出して基礎的な部分から細かい部分まで説明されている本。

私の場合決済系Fintechに挑戦すると決めた当初にこの本に出会って、知識が0の中でも色々と学ぶことができた。

ただ、本音を言うと最初の時点で全部理解できなかった。

理解度はよくて20-30%。

基礎的なことから応用的なことも書いているので、最初は自分にとって必要な個所や理解できるところだけつまみ食いで読むことをおススメする。

その後業務を行ううえで知識が増えたときに、再度読み返すことをおススメする。すると最初読んで難しかった部分が理解でき、新たなる知識向上が期待できる。

決済系の参考書にもなり得る本で、1か月に1回は気になるところを読み返している。


▷③決算が読めるようになるマガジン


月額1,000円で読めるnoteのマガジン。本ではないがお勧めしたいので紹介。

このnoteは国内、海外の企業の決算から事業内容などを読み解いています。

すべてがFintechではないが、FIntech関連記事が多く情報収集としてとても活用できる。(以下例)

無料部分もあるので、ぜひチェックしてみては。興味があれば月額1,000円払うのもアリ。

ちなみにこのnoteは前職でPL管理をしたときに、外部企業のPLも見て知識を高めたいと思い出会ったnote。

金融関連の方でなくとも各企業の財務状況や知識を得れると思うのでオススメ。


▷番外編①:協会資料

業界や分野には必ずと言っていいほど協会があるもの。銀行だと全国銀行協会、クレジットカードだとクレジットカード協会、キャッシュレスならキャッシュレス協会など。

その業界に身を置くのであれば、属する市場が成長しているのか上がっているのかを定量的に知ることが大切。

協会データは、一般企業ではやっていない大量のサンプル数での調査を行ったうえでデータを集計しているので信頼できる。

企業が公表しているデータは、調査のサンプル数が少なかったり対象者条件を絞っていることがあり、つまりはその業界全体の動向を知ることができないので協会データは要チェック。

省庁や協会などのスマートな方がまとめているデータを無料で利用できるのは本当にうれしい。

▷番外編②:企業資料(企業調査)

先ほど企業データよりも協会データという話をしたが、とは言え企業データもチェックは必要。

協会データで市場全体を知り、ブレイクダウンして細かいことを企業調査で知るというイメージ。

企業調査は市場というよりもその市場に属する消費者の実態・意識に関するものも多く、消費者分析にとても有効。

マーケティング理論で3C分析とあるが、そのうちの1つはComsumer(消費者)。すべてのビジネスは消費者を中心に成り立つので消費者を理解することは最も重要。

JCBのクレジットカードに関する総合調査やメルペイの後払いに関する実態調査は学びが多いだけでなく、色々な仮説も出る。


▷番外編③:企業資料(決算説明会)

企業調査だけでなく企業の決算説明会の資料でも市場やトレンドの知識が深まる。

たとえば、キャッシュレス決済の市況・競合状況を知りたいときにバーコード決済でシェアトップのPayPay(Zホールディングス)について調べるとする。

以下はZホールディングスの2021年第一四半期の決算説明資料だが、決算結果だけではなく、PayPayの現在のユーザー数や加盟店数、決済回数など多くのデータが出ている。

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そのカテゴリーでトップシェアのデータを見るだけでも現状やトレンドを学ぶことができるだけでなく、どのような戦略をとるのかも理解できる。つまり競合分析にも活用できる。

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▷まとめ

・Fintechに新しく挑戦するには効率的な業界知識の獲得が必要
・決済系のFintechに挑戦する場合、決済だけ知るのではなく金融全般の知識を抑えることが重要
・なぜなら金融業界は全てつながっているから
・なので、全般知識を抑えたうえで自分が属する業界の知識を得ると方法がオススメ
・本だけでなくnoteマガジン・協会・企業資料で多くを身に着けることができる


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