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#7 WISE完全版(2024年3月現在)

こんにちは、黒です。あ、上の画像は年越しでドバイに訪れた時の写真です。本当に最高でした。それはまた別記事で話しますね。

※2024.3.14更新したのでしばらく固定記事にします。

今回は特にWISEについて詳細に説明します。特に僕が行く予定のニュージランドに関しての記述になります。そして、分かりにくい部分をできるだけかみ砕いて説明しています。

もちろん、ワーホリ以外でも海外旅行留学など短期間海外に行く方、また日本円だけでなく外国通貨として資産を保有しておきたい方にとってもWISEは優れていると言えます。

また、国際的なブランドがあり、NZで働く職場の会計時にも、色々な国から訪れた人達がこのカードを持っていました。世界的に見てもこのカードは知っておいて損はないかと思います。

WISEは日本で作ってから、外国へ入国するまでにやっておくことがあり、それをしないと現地で送金できない、もしくは手間がかかる可能性があります

他のサイトではあまりまとまって書かれていないと思うので有益になれば幸いです。ただし、一般的な手順は他の記事の方が画像付きで分かりやすいと思います。大事なことに焦点を絞ってお伝えしていきます。

あ、最初と最後に宣伝になりますが、もしよろしければこちらのリンクから登録して頂けたら最初の75000円分の外貨への送金手数料が無料になります。

登録してから1ヶ月以内に実行しないと特典が使えなくなることだけ注意してください。

後でURL追加でも大丈夫です。良かったらお願いいたします。




WISEとは

ワーホリに限らず海外に行く際に、ほとんどの人が国際送金の壁にぶち当たると思います。WISEは簡潔に言うと、送金手数料が格安で、送金も比較的時間がかからず行えるシステムです。


海外送金

以前、WISERevolutを挙げていましたが、Revolutは日本から海外への送金しか使えない(一方通行)のでWISE1択になりました。ほとんどの人は日本に帰国すると思うので、最終的に日本円で持ち帰る前提で話しています。


前提

開設方法や手順に関しては、noteや他のSNSでも転がっているので、今回は大事な部分だけ取り上げます。前提として、ニュージランドに行ってからWISEを作るのは大変なので、日本で作って渡ります。

また、海外転出届をして非居住者としてワーホリに行く人を想定しています。それ以外の方はマイナンバーカードさえあれば登録はスムーズです。

よってマイナンバーカードを非居住者で失効させる前にアカウントを作って下さい。これは後々、日本にいるうちに本人確認証明をマイナンバーで簡単にすることで、海外に行ってからの手間を減らせます。

まずは日本の住所、日本の電話番号で登録してください。あと、マイナンバーカードを作っていない人は作って下さい。

マイナンバーカードがある前提で話は進んでいきます。意外とマイナンバーカードが必要な場面が今後出てくるのでこの際作っておいた方がお得です。


準備①送金上限額


日本の住所にて登録している場合、日本円から他の通貨、又はその逆も送金上限額が100万円になります。まとめて送金する場合注意が必要です。

追記:2024年3月12日、WISEは金融庁より第一種資金移動業者の認可を取得したことを発表しました。これにより海外送金における一取引あたり100万円の上限をまもなく完全に撤廃できると思われます。


準備②保有限度額

上記の通り、日本の住所でWISEを登録した場合、全ての通貨を合わせて100万円を超えた場合に、30日以内に引き出さないと制限がかかるので、余剰金用口座の設定が必要不可欠です。余剰金口座は大手銀行にしておけばOK。

ここで自分の使っている大手銀行を余剰金口座として登録しておきましょう。口座→追加で自分の口座を登録して余剰金口座の設定ができます。

※非居住者として行く前提なので、ネット銀行はグレーゾーンです。殆どの場合は解約が条件になっており、送金にトラブルが生じる可能性があります。ネット銀行を現地で使っている人もいましたが自己責任でどうぞ。

居住者や住民票を抜かない人はネット銀行を使っても問題ありません。


準備③WISEデビットカードを作る

日本でWISEを開設して作っておくことが外国語が苦手な人にとってはおススメ。1200円かかってしまうが、VISA申請の環境税入国初期の支払いなど最低限の手数料での支払いができるためです。

WISEデビットカードはタッチ決済なので面倒な暗証番号入力は殆どの場合必要ないです。また、アプリと連携することで使いやすさが広がるので次の項目に繋がります。


準備④アプリを取る

タイトルの通りアプリで管理することが大事です。デビットカードを無くした時にカード利用を止めたりするためです。また、送金もアプリで簡単にできるようにするためです。

また、Wiseデビットカードを発行すると、2週間くらいでカードが送られてくるので、1.アプリ取る、2.アクティベーションコードを入力、3.カードを有効化して使ってみる。これを忘れずに実行してください。


準備⑤二段階認証をアプリへ変更

初期設定ではWiseサイト(又はアプリ)ログイン時に、携帯電話番号へSMS認証として二段階認証のコードが送られます。そのため海外へ行き日本の携帯番号が使えなくなるとログイン出来なくなります

基本的にニュージランドに着いたら現地のSIMカードを使って現地の携帯番号を取得することが普通です。データローミングを利用すれば、今使っているスマホの日本番号をそのまま使用できるという利点はあります。

しかし、海外での利用は、普段私たちが契約して利用しているスマホ定額プランの対象外になるため、使った分だけ利用料金が加算されます。なので高額になります。

よって日本の電話番号を残しつつ、SIMフリーの携帯電話を持っていき、海外の携帯会社の番号と電波を使う人が多いです。日本の電話番号のSIMを使わなくなるので、SMS認証されると困ることになります。

ただし、二段階認証をアプリで行うよう切り替えればコードは不要になります。そこで早めにアプリの認証に切り替える事をお勧めします。

やり方はアプリの場合、左上の自分のアカウントを選択→プライバシーとセキュリティを選択→2段階認証を選択→認証方法をWISEアプリもしくは認証アプリに変更する。これで完了です。


初期画面、Subway見えててワロタ


次の画面


ここに設定があります


ここでWiseアプリに設定するのがオススメです!

まとめ:デフォルトの設定を「テキストメッセージ」から「Wiseアプリ」に変更しましょう。さらに心配な方は、2段階認証の設定で「認証アプリ(Google Authenticatorなど)」も設定しましょう。

実はこの部分で引っかかって日本にいる人と協力してSMS認証をなんとかして…などの人をたくさん見受けられました。まずはここをクリアしましょう。


準備⑥初回送金時の本人確認を終わらせる

ここもかなりの人が躓くようです。初回の本人確認についてです。

本人確認は初回送金時に行われます。アカウント作成、登録時ではないので、初回送金を日本にいるうちに先に済ませましょう

どういうことかというと、海外渡航後に初回送金を行おうとすると、本人確認が完了していないため、マイナンバーカード(住所込みの情報)が求められる場合があるということです。

海外転出届を出してしまうと、マイナンバーカードの返納されているものや、マイナンバー通知書(緑色の紙)は本人確認の受付ができません。海外転出届を提出前、あるいは海外渡航前にマイナンバーカードを使って、本人確認を済ませましょう。

※念のため、マイナンバー記載の住民票の写しを2枚ほどマイナンバーカードが有効なうちに取っておくことで、証明証になる話もあったのでこちらはいざという時のために海外にも持参して持っておくことをお勧めします。

Wiseの本人確認では、マイナンバーカードを使って行うのが、いちばん簡単かつスムーズです。でもここで壁にぶち当たります。じゃあ知り合いもいないのに日本にいるときにどこに送金すれば良いのかということです。

1つの方法として、海外の寄付を募っている団体への入金を仮で設定して、マイナンバーを使って本人確認をし、その後送金されるまでにキャンセルをすることで初回の本人確認が完了した話もあるそうです。

僕の話ですが、実は初回送金をしていないのですが、本人確認済になっていたようです。詳しく調べると、次の記載が載っていました。

(銀行振込をされる際、自動的に本人確認が行える場合があります。)
詳しくは以下参照。行ったのは自分の日本のメインバンクの口座からWISEの日本円にお金を移しただけです。

怖かったので寄付団体に送金をしてみたのですが、本人確認が必要なページが現れず、そのまま2~3日後に入金となっていたので、キャンセルしました。恐らく、普通に送金できるみたいです。


準備⑦WISEのニュージランド口座をアプリで開設しておく

現地口座が取得可能な国は10か国あり、ニュージランドも含まれています。口座情報から取得してください。現地口座からこちらに移して日本円に換えるはずなので、現地で稼いだお金をこまめにこちらに送金しておくと良いです。


準備⑧WISEのJPY口座にチャージしておく

まずはWISEの中にお金を入れておかないとATMでの引き出しやデビットカードでの支払いなど機能しません。送金まではしなくて良いのでチャージしましょう。この時に、通常は自分が持っている別の銀行口座からチャージするのが手数料的に得です。

僕の場合は、出国前に、ネット銀行が振込手数料無料だったので、解約する前にWISEに振り込みました。なのでチャージにお金はかかっていません。その後ネット銀行は解約しましたが問題ないです。


準備⑨JPYからNZDに両替する(しなくても良い)

WISEにはチャージ、両替、送金の3種類があります。
チャージ自分の他の銀行口座からWISEにお金を振込する
両替開設した通貨同士でお金が動かせる 例:JPY→NZD
送金別の誰かの口座(自分自身の他の口座でも可)にお金を送る

ここで、向こうで最初に使うであろう金額を円からNZDに両替します。全額ではなくても良いので、何か不都合が発生する前に試すぐらいで良いと思います。レートを見て、今後はこの両替を使うことになるのでその練習です。

資産防衛として他通貨で持っておきたい場合は、為替を見て円高の時に外国資産、円安の時に円に換えておくと為替で得をします。

また、円高の時に海外資産に変えておけば、今みたいな円安の時でも海外でWISEを使うことで損をしなくなります。また、円から変えた外国資産を使い切ってしまえば確定申告も不要なので便利です。


準備⑩海外ATMで引き出しをしてみる(しなくても良い)

まず、海外ATMで現金を出す次の違いがあることをご存知でしょうか。
クレジットカード:現金借入(なので利息をつけてお金を返す必要がある
デビットカード:口座にある分から現金の引き出し

海外で現金が必要になる可能性があるので、わざわざ日本円を海外に持って行って両替するより、WISEデビットカードを使って引き出した方が得になる可能性があります。

追記:空港や町中などの両替のレートは一般的に悪いです。ATM手数料がかかってもWISEの方が得になる場合が多いです。

ATMがあり、カードブランドに対応していたらできます。WISEは月に2回まで3万円までの引き出し手数料が無料です。使えるようにしておけば、入国した際にわざわざ両替しなくても現金が手に入れられます。


諸注意

・WISEの本人確認には、現住所が証明できる書類2点が必要になります。
現住所と過去の住所を間違えて登録だったり、引越しで書類の住所が変更になっている人は注意です。

・引越してしまうとマイナンバー通知カードはWISEの登録に使えません現住所と一致している書類が必要です。また、身分証明書2点の住所記載が異なる場合も同様です。

1回の送金が10万円以上の送金で再度本人確認が行われるといったことがあるみたいです。(あくまで噂ですが)ですのでこまめに10万円以下の金額を送金すると良いみたいです。→追記にて検証。

追記

NZで暮らしていて、改めて分かったことをまとめます。

WISEで作ることができるNZの口座はお金の受け取りのみ
→送金、受取どちらも可能でした!

WISEでは、NZの口座をWISE上で作ることができます。日本で作成した場合WISE上のJPYをNZの銀行に送金することはできません
(日本の居住者の場合です。NZの居住者でWISEを作るとなると話は変わってくる可能性があります。)

例:みずほ銀行→WISE日本円にチャージ・・・できる
 :WISE日本円→WISENZDに両替・・・できる
 :WISENZD→NZのBNZなどの銀行に送金・・・できました!
 :NZのBNZなどの銀行からWISEのNZ口座に送金・・・できる
 :WISENZD→WISE日本円に両替・・・できる
 :WISE日本円→みずほ銀行に送金・・・できる

調べたところ、以前はできなかったと認識していた(普通にできていたかも)NZDを選択→送金→NZの銀行口座番号を入力で送金できるそうです。これによってかなり使い勝手が良くなりました。

ただしWISEのNZD→NZの銀行に送金する場合は手数料がかかります。その逆であるNZの銀行からWISEのNZ口座に送る場合は基本的に手数料はかからないです。

BNZなどの銀行からWISEに送金する場合は時間がかかる

こちらはWISEに送金する場合ですが、NZの銀行はWISEみたいに即時送金が反映されるわけではないので、多少時間がかかります。基本的にはその日のうちに反映されますが、祝日を挟むと2~3日かかります。

例:12月30日にBNZ→WISEに送金・・・1/1,1/2などが祝日のため1/3に反映
実際に送金しましたが12/30や12/31もNZの銀行は動いていないようでした。1/3日に入金されました。

NZ→日本への送金は平日なら秒
実際に色々検証してみました。前提として、NZDをWISE内で予め円に変えてあります。そして、日本の自分の口座をWISEで登録して、以下の設定を行いました。


自分の登録した日本で持っている銀行口座の設定画面。
認証チェックをスキップできるように設定。

そして40万円日本の口座に送金してみました。


手数料は友達の招待から登録したため、初回は無料になるそうです。
良かったら紹介リンクから登録してくださると嬉しいです。

特に本人確認もされずに5分程度で振り込まれていました。凄すぎるぞWISE。時間はNZで11:30amでした。平日です。

ちなみに通常、WISE日本円→日本の銀行口座へ送金は現在の所、額に関わらず、固定で送金手数料が200円かかるそうです。となると、こまめに送金するよりかはまとめて大きい額で送金した方が手数料は抑えられます

※ただし、日本の国籍で登録している方は、全通貨合わせて100万円しかWISE内に預けられないので、上限は100万円になるかと思います。また、送金に失敗しないように普通は小額から試すのがセオリーです。

※黒は記事にするため、多めの額を検証的に送金しました。

ですので、しっかり初回の本人確認と上記で述べてきた設定さえしっかり出来ていれば送金は問題無さそうです。




WISEと日本の大手銀行


現在の所、WISEの仕組み上、WISEの日本口座と日本の銀行間での送金は海外送金に該当しないっぽいので、WISE間で通貨の移動をすれば問題が解決する模様です(これも仕組み的に海外送金に当たらないらしい)。

後は、送金先を間違えると取り戻すことが難しいので、あらかじめ日本にいるうちに日本の口座を登録しておくと良いです。送金する場合はまず小さな金額から試すのも大事です。

まとめ

国際送金する際はWISEを使うのが良いと思います。(多額の金額を送金する場合、WISEよりも手数料が安くなる方法があるらしいです。分かる方いらっしゃったら教えて下さい。)

自分なりに大事なことをまとめたつもりです。正直、WISEもしっかり理解していないと使い方が分からなくなるなと思いました。

ワーホリに行く人で資産をたくさん持っている人はまれだと思いますが、その方は、今後はマイナンバーカードと銀行口座が完全に紐づけられる可能性があります。そうなると、非居住者であることはすぐに確認されます。

資産が凍結されるまではいかないが制限がかかり、より送金が困難になると思われます。もしかすると今の時期が日本で社会人が何も考えずにワーホリできる最後のチャンスなのかもしれないです。

お金を稼ぎに行く人、語学を学びに行く人、世界を知りに行く人、色々な人が安心して損をしないワーホリに行けるようにこれからも記事を更新していけたらと思います。

最初と最後に宣伝になりますが、もしよろしければこちらのリンクから登録して頂けたら最初の75000円分の外貨への送金手数料が無料になります。

登録してから1ヶ月以内に実行しないと特典が使えなくなることだけ注意してください。宜しければお願いいたします。

後でURL追加でも大丈夫です。登録してくれたら嬉しいです。





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