見出し画像

カンチョーなどの性的な被害に遭った子への声かけ

保育園や学童の先生、保護者に向けてまとめた資料です。

<被害者を安心させる例>

・話してくれてありがとう
・大変だったね
・いやな思いをしたね
・あなたの言ってることを信じるよ
・あなたは悪くない

子供が被害を報告しやすい環境を作るのが何よりも大切です。

被害にあった子や目撃した子が、被害を教えてくれた時には、まず内容よりも、話してくれたことを褒めましょう。大人に被害を話すのは勇気のいることです。まずは、その勇気を褒めます。そうすることで、次回も話しやすい環境を作ることができます。

日常の小さな問題も話せない関係では、より深刻な被害を打ち明けられるはずがありません。

なので、小さな被害や悩みを、常に大人が「話してくれてありがとう」と聞くことが、子供のSOSをキャッチする環境づくりに欠かせないと言われています。

<被害者を傷つけてしまう例>

・あなたも悪いところがあったのでは
・逃げればよかったのに
・あなたも強くならないと
・そんな格好をしてるからされたんじゃないの
・嘘じゃない?

スカートめくり、のぞき、痴漢、自分の性器を相手に無理やり見せたり触らせること、カンチョウなどは、性暴力です。

暴力は100%加害者がわるいのであって、被害者は何も悪くありません。被害者の方に、非があるような言い方は、ただでさえ傷ついている被害者をさらに追い詰めるのでやめましょう。

<ジェンダーバイアスがあり問題のある声かけ>

・男子ってバカだよね
・ XX君が、イジワルをするのは、OOちゃんのことが好きなんだよ
・男の子あるある
・女の子なんだからちゃんとしなさい

加害者への対応

こちらの記事のステップ1〜2のことを繰り返し教える。

子供も大人も、今までの習慣を変えるには、繰り返しトレーニングすることが大切です。この本を子供たちと定期的に読む時間をとって、教室でかんちょうやスカートめくりなどがあった時にも、読み返してあげると効果的です。

できれば、保護者など、その子の身近な人たちと連携して、根気強く暴力をしないように繰り返す。

テレビや漫画の真似をしている場合もあるので、そういう場合は、見る番組を変えてみることも有効。

参考記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?