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読書録120 高鳥都著「必殺シリーズ始末 最後の大仕事」

大好きな「必殺シリーズ」を深掘りする素晴らしいシリーズの3作目(別出版社の仕置人大全も入れたら4作目)なのである。

「最後の大仕事」とサブタイトルにあるのが寂しくて、読むまでに時間がかかってしまった。

今回は「仕事人」以降、いわゆる「後期必殺」の話がメインとなる。

リアルタイムで視聴していた頃の話が多く楽しかった。

演者の村上弘明さんは、デビュー作の仮面ライダーが直撃する世代だった事もあり、朝ドラ「都の風」大河ドラマ「武田信玄」「秀吉」他にも「腕におぼえあり」「柳生十兵衛七番勝負」そして何より大好きな「必殺」の「政」と、追っかけ続けていたからインタビューが楽しみで、もちろん中身も最高だった。

他にも、今回は三田村さんや中条さんに鮎川さんに京本さんと演者インタビューが豪華で楽しく読んだのだけれど、やっぱり裏方さん、特に時期的に脚本家さんのインタビューが興味深く面白かったな。

後はなんといっても「櫻井プロデューサー」そして、「藤田まこと」御大の長女「原田敬子さん」のインタビューに尽きる!これ、小コラムで収める内容じゃないよ!「最後」といわすぜひぜひ次の一冊もお願いしたいよね!一度死んだ主水さんも、何気なく帰ってきたんだしって事でどすか?

後期シリーズでも、「剣劇人」は印象深いのだけれど、なんせ当時中学生で、「主水ロス」「政ロス」に陥っていたため(当時ロスっていったら疑惑の方だが)きちんとした評価ができてないし、早速ABCオンデマンドで見てみようかなと。

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