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読書録114 宮内義彦著「諦めないオーナー」

現時点でパリーグ三連覇を果たし、現場と球団を合わせて最も充実している「オリックスバファローズ」のオーナーを、球団立ち上げから34年間務められた宮内義彦氏の著作なのだけれど、とにかく面白かった。

「オーナーだから出来る事」「オーナーには分からない事」を、きっちりと分別し、職分を果たしながらも「業界全体の発展」に全力を尽くす。

決して成功物語ではなく、むしろ失敗を教訓としたエピソードが多いのも興味深く、なにしろ宮内オーナー野球が大好きなのがとても伝わってくるのが良いよね。

最終章の提言は、具体性かつ実効性がありそうで、各球団の関係者にぜひ読んでもらいたいね。

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