会議で行き詰まる時には「そもそも論」を活用すると上手くいく
企画会議をしていると、最初はアイデアが多く出て討論が始まるが、ある程度の内容が出た時点で先に進まないことがよくある。
各自が自分のアイデアをアウトプットし、各自が互いのアイデアをインプットする。そしてそれを自分の頭の中でブレストして、またアウトプットする。
最初はアイデアベースで話せるが、内容が詰まっていくにつれ具体性をもたせることを考えるので、アウトプットより脳内ブレストが増えてくる。そうなると会議が止まってしまう。
そこで会議を進める有効な手段が「原点に返る」こと。
スタートがあって、ゴールがあって、その途中でみんな迷子になってしまっている。でも、迷子になることは大切で、ゴールまでの道を各自が探っている状態。
ここで迷子のまま「答えが出ないので、次回に持ち越しましょう」となると、せっかく迷子になって見つけた道の半分くらいは次回の会議で忘れられ「おさらい」から始まり時間の無駄になる。
行き詰まった時点で原点に返ることで、迷子になった人たちをスタート地点に戻し、迷子になった道を再確認し、道を繋ぎ合わせることでゴールまでの道筋が見えやすくなることが多い。
ゴールと思って進んでいたものが実はゴールではないことに気づくこともある。それはゴールではなく中継地点だったという感じ。それも原点に返った時に気づくことが多い。
私が企画会議の中で時々するのが「そもそも論」。スタート地点に戻るというより、スタート地点を変えてしまう話をする。
例えば「りんごの品質を上げる」会議で「そもそも、りんごの品質を上げる必要があるのか?」という問いを投げる。お題をひっくり返すような発言で驚かれるが「りんごの品質を上げる」ことは手段で、目的は「売上を上るために」というのお題に隠れている本質を見てみる。
もしかすると「売上を上げる」ために本当に必要なのは「りんごの品質を上げる」ではなく「りんごの見せ方を変える」というブランディング戦略だったりする。スタートを変えることで、ゴールも変わってくる。
この「そもそも論」も「原点に返る」ことになるのでおすすめだ。人は「これだ!」と思うと周りが見えなくなり突き進む。推進力はあるので悪いことではないが、進む道を間違うと大変なことにもなりやすい。
人生も仕事も「そもそも何のためなのか?」を自分に問いてみると面白い気づきがあるかもしれませんね。
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