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【新規事業】スクラムマスターとしてのプロダクト開発

こんにちは。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 プロダクト統括部 developmentGの佐藤です。
普段は、経営会議のためのマネジメントツール TIMO MeetingのPM兼スクラムマスターを担当しています。

スクラムマスターは、新規事業の成功を目指す全てのチームにとって、欠かせない存在です。チームのパフォーマンスを向上させ、製品の品質を保証し、プロジェクトの目標達成を支援することで、新規事業は成功へと導かれます。スクラムマスターの専門知識とリーダーシップが、新規事業の成功に絶対的な影響を与えることを理解することは、新規事業を成功させるための重要な一歩と言えます。


新規事業を成功させるためには

プロダクト開発におけるスクラムマスターの役割が極めて重要となります。スクラムマスターは、アジャイル開発手法であるスクラムフレームワークを適切に理解し実践することをチームに支援し、効率的な開発を推進します。プロジェクトマネージメントの一環として、スプリント計画、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブ(振り返り)といったスクラムの各イベントをコーディネートし、チームがスクラムの原則に従って行動できるようにします。

新規事業の成功は、スクラムマスターのリーダーシップと専門知識に大いに依存すると言えます。プロジェクトの成果を最大化するために、チームの協働を促進し、各メンバーの能力を最大限に引き出す役割を果たします。スクラムマスターの存在が新規事業の成功にどれほど貢献するかを理解することは、新規事業を成功させるための重要な一歩です。

スクラムマスターの役割

プロジェクトの進行上で発生するさまざまな問題を解決し、チームが最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援します。チームメンバーがスクラムフレームワークを適切に理解し、その原則に従って行動できるよう助けます。これにより、チームは目標に向かって一丸となり、効率的に作業を進めることができます。

さらに、スクラムマスターは、チームの障害を取り除き、高品質な製品を速やかに市場に投入するための道筋をつける役割も担います。プロジェクトの目標に向けてチームを導き、必要なリソースを確保し、障害が生じた場合にはその解決に向けて積極的に取り組みます。障害が生じたときには、その原因を解析し、同じ問題が再発しないように対策を講じます。これにより、開発プロセスがスムーズに進行し、高品質な製品の開発が可能となります。

どんなプロダクトを作っているのか

TIMO meetingは、経営会議運営のプロセスをデジタル化し、必要な情報を一元管理集約する会議管理ツールです。アジェンダの収集、展開、会議の実施、議事録作成、ToDo管理などをデジタル化することができます。TIMOを利用することで、企業はアジェンダの管理を通じて会議の効率化、議論の質の向上、意思決定プロセスの合理化を図ることができます。また、ペーパーレスな会議運営や音声からテキストへの変換やChatGPTを活用した「AIアシスタント」と「AIアドバイザリー」の2つの機能などの機能も提供しています。TIMOは、会議管理プロセス全体をデジタル化し自動化することで、より良い会議を促進し、生産性を向上させることを目指しています。セキュリティ面でも、ISMS認証の取得やIPアドレス制限の実施など、安全性を重視しています。

現在の開発チーム構成

顧客ニーズや顧客からの要望や施策を円滑に開発していくチームとして自律した開発スタイルが必要となります。これを実践していくための構成として

  • プロダクトオーナー

  • スクラムマスター

  • 開発メンバー

の3ロールがチームに存在しています。
スクラムチームの一般的な推奨人数は3~9名といわれますが、現在の開発チームは6名が所属し、チーム運営を行っています。

プロダクトオーナー

プロダクトのビジョンを設定し、製品の開発チームとステークホルダー間でコミュニケーションを取り、プロダクトのバックログを優先順位付けして管理する役割のことを指します。プロダクトの成功に必要な機能や改善を判断し、その方向性をリードします。

スクラムマスター

アジャイル開発フレームワークであるスクラムの実践を支援する役割です。チームがスクラムの原則と価値に従って作業を進めることができるように、障害を取り除き、コミュニケーションを促進し、プロジェクトの進行を助けます。また、スクラムマスターは、チームが改善と成長を続けるためのレトロスペクティブ(振り返り)を行うのを支援します。

開発メンバー

プロダクトを開発するチームの一員を指します。プログラマー、テスターなど、特定の役職にとらわれず、プロダクト開発に必要なスキルを持つ全ての人を含みます。開発メンバーは自己組織化され、自身で作業を計画し、問題を解決します。開発メンバーの主な目標は、スプリントの終わりに「完了」したプロアクトのインクリメントを提供することです。

スクラムの開発サイクル

プロジェクトを「スプリント」と呼ばれる短期間(通常は2週間から1ヶ月)の開発フェーズに分割する方法です。各スプリントの開始時には、「スプリント仕様調整会議」が行われ、そのスプリントで何を達成するか(スプリントゴール)とどのように達成するか(タスク)が決定されます。
スプリントが進行中は、日々の「デイリースクラム」(または「デイリースタンドアップ」)が行われ、各チームメンバーが前日の進捗、当日の予定、問題点などを共有します。
スプリントの終了時には、「スプリントレビュー」でそのスプリントで達成できたことを評価し、「スプリントレトロスペクティブ(振り返り)」でプロセスの改善点を振り返ります。これにより、プロジェクトは継続的に改善され、より効率的になることが期待されます。

スクラムイベントのスケジュール

現在、TIMOでは1スプリント=2週間として開発を実施し、そのスプリントの開発成果物を次スプリントの1週目の月曜日夜(祝日の場合は翌日)にリリースします。下図はスクラムイベントのスケジュールになります。

TIMOにおけるスクラムイベントのスケジュール

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、新規事業におけるスクラムマスターとして、記事を書きました。この記事が皆さんのプロジェクトやチームに何かしらのヒントやインスピレーションを与えられたら嬉しいです。これからも新たな挑戦を続けていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

次回予告

次回は、私が副業でキャリアコーチとして活動しているコーチングを本業のアジャイル開発のスクラムマスターとしてどのように活用しているかをご紹介します。次回もお楽しみにお待ちください。

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