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(おすすめ本)世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド/八木仁平

小さい頃、大人たちからよく聞かれた定番の質問。
「将来、何になりたいの?」
自分はこの回答に対し、絶対にこうなりたいとか、どう言った職業がいいですと明言することなく生きてきたように思います。
もしかしたら、子供の頃はなんとなく答えていたのかもしれませんが、もう記憶がない・・・

プロ野球選手、サッカー選手、ケーキ屋さん、お花屋さん、最近だとyoutuber。
将来、周りや空気を読んで変わっていく可能性はあるにせよ、純粋に将来の目標が決まっている子供たちが羨ましくもあったり。

一方、少し大人になって宇宙飛行士になりたいとかyoutuberになりたいというと、9割方反対されるでしょうw
地に足をつけて行きなさい、とか、そういうので生計を立てているのはごく一部の才能のある人だけだよ、と。
大人たちのなんとなくの感覚からのありがたーいアドバイス。
この掌返しの風潮はなんなんだろう。
いまだに疑問な部分です。

軸がねぇなと言われそうですが、自分の人生を振り返ってみますと、その時に考えついた選択肢の中から自分の満足度が最も高そうな道を選択して生きてきたという目的というより条件先行な感じです。
夢や野望がないじゃないか、と言われるとそれまでですが、そんなものなくたってそれなりにやりがいを持って生きていけるし、寿命が伸びたこのご時世、飛び込んで常に自分に問うてというのを繰り返し、場合によっては新たな道を選ぶ。
そんなんで良いのではないかと思います。
デジタル化なりDXが急激に進展してきていて、これまでなかったような職業や既存の職業でも大きくあり方が変化しつつあります。
あれも面白そう、これも面白そう。
そんな、調査と直感に基づいて路線変更する。
そんな柔軟さがあってもいいじゃないでしょうか。
社会保障も日本であればある程度しっかりしてますし、そんな簡単に死にませんから。

というわけで、30代も終盤を迎え今更感がありますが、少し価値観というか本当に自分の人生で追求して行きたいこと、やりたいことを見定めるために本書のワークにトライしてみました。
ワーク(質問)の量が多く、本気で取り組むとなると数日単位で時間が必要になりますが、過去の経験を振り返ったり、自分の強み弱みを言語化し、意識するプロセスは、やりたいことを見つける以外にも、自分の人生や仕事をする上でも重要なデータになるのではないかと思います。

自分は好きなこととして
・旅行、旅行記を読む
・健康
・カメラ
・脳:パフォーマンス
・本、漫画
と言ったキーワードが抽出されました。
確かに振り返ってみると最近の行動はほぼ全部がこれらのキーワードに紐づいている感じです。
なんとなくはわかっていたものの、ちゃんと言葉にすることでより意識的になりました。

本書では、さらに得意なことを組み合わせて、仕事に応用するまでがガイドされています。
これから就職活動をしようと考えている人、ある程度歳を重ねて、自分の経験を振り返り価値観を明確化して今後の人生に生かしたい人におすすめの一冊です。

ちなみにkindle unlimitedだとタダで読めます!

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