海外サッカーへの挑戦「国による感覚の違い」
「どうしてそうなった?」
というアルゼンチンでの出来事です。
先日監督から、選手用の練習着を至急作ってくれと依頼がありました。
ガタイの良い選手達に合うように、XXLサイズを30着オーダー。
3週間後、練習着が出来上がり、さっそく中身を確認すると、色違くない?
発注は、青色だったはず。
なぜ、白色?
えっ自分がオーダー間違えた?(自分を疑ってしまう、日本人の僕・・・)
まあ、色は違うけど、サイズが合えば着れるよね。
南米よりの考え方が出来るようになりました(笑)
「でもサイズ、小さくないですか?」とスタッフ。
スタッフの娘(小6 やせ型)に着せてみるとピッタリ。。。。
ここが、日本ではない事を忘れ、連絡を怠っていたことに猛省中です。
アルゼンチン(海外)で油断すると、こういうことが起こるんです。(笑)
さて、今日は「国による積極性の違い」についてです。
2022シーズンに着用するユニフォームのデザインコンテストをアルゼンチンと日本で行いました。
なぜ両国で行ったかというと、理由が2つあります。
1つは、両国でクラブの名前を知ってもらいながら、斬新なアイディアが出てくれば良いなというのが大きな理由。
裏テーマとして、同じ条件で募集をした時に、どちらの国が積極的に参加してくれるかを知りたかったという好奇心です。
まず結果から言うと、
アルゼンチン:
問合せが500件、デザイン提出130件。
日本:
問合せ5件、デザイン提出5件
問合せ数やデザインの提出数では、アルゼンチンが圧倒。
でも提出率でみると26%のアルゼンチン、100%の日本。
ここからは、僕の考えになりますが、アルゼンチンは移民の国なので、色々な考え方を理解し、異なるキャパシティーを受け入れる必要があります。
色々な考え方があるという事は、1人1人が、自分の意見を積極的に発言しないと目立たない国とも言えます。
なので、出来るかは分からないけど、まず手を上げてみる。
それから考えることをしています。
例えば、学校で手を上げ間違った答えを出したとしても、異なる考え方として受け入れられ、発言したことの積極性を評価されます。
日本の小学生時代に、先生からの「答えがわかる人」の声に反応して、積極的に手をあげ、自信満々に答えを間違い恥ずかしくなる。といった経験をした人は多いと思います。 僕もそうだったので、次から手を上げるのが少し嫌になりました。(笑)
正解主義の教育だと、よくあることだと思います。
これをサッカーで考えてみます。
上の表をみてください、これは Jリーグが出している年間シュート数のデータです。
赤字が外国人選手。黒字が日本人選手。
明らかに外国人選手の方がシュートを打っています。
2020年のJ1得点ランキングをみると
1位:28点 シュート数154本
オルンガ(柏)
2位:18得点 シュート数154本
エヴェラウド(鹿島)
宇佐美選手、大久保選手もシュート本数が多いですが、
ブンデスリーグ(ドイツ)で活躍して、日本に帰国してから大きく伸びています。
積極性は、育ってきた環境で違いが出るようです。
日本人は、基本的にはみんな正解至上主義で10年以上育ってきちゃっているので、まずこれを崩さないといけないと思います。
正解が必ずあるとは限らないので、沢山行動しましょう!
追記:
AWAYユニフォームの画像①をオーダーしたら、②の画像になりました・・
これは笑えない(笑)
①
②
☆☆☆☆☆
・無双ArgentinaC.F.は、アルゼンチンリーグに挑戦し、2027年2部昇格を目指しています。
☆無双ARGENTINA Facebook
https://www.facebook.com/MUSOUARGENTINACF
☆無双ARGENTINAC.F. HP
https://www.musouargentinacf.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?