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ライブハウスにいる人の分類

数千のライブを観た経験から、数百人から千人規模のライブハウスにお客さんとしている人がだいたい三種類に分類できるな~と思っているので、書いてみる。バンドの音が鳴った時にどう反応するか、の分類。

  1. 体が動く。音が鳴ると頭を振ったり、ステージの人が求めなくても手が上に上がったり、ぴょんぴょん跳ねたりする人のカテゴリ。フロアの前の方に良くいる。コアなファン、熱心なファンになりやすい。無意識にヘドバンしたり、ついついサークルしちゃう人はこのタイプ。

  2. 目と耳で聴く。顔が向いている方の音をよく聴く。視覚情報と一緒に音を聴く。そのため、視界を遮られるとストレスになる。本来目に見えないものまで聴いていることがある。フロアの真ん中から後ろにいる。自分がこのタイプ。

  3. 耳だけで聴く。前に背の高い人がいても音がちゃんと聴こえていれば気にならない。ステージの動きとしてのパフォーマンスはそれほど重視していない。フロアの後ろか横の壁の方によくいる。 

もちろん、さほど広くないライブハウスで、全身で音を浴びているのだから、体で何かを感じているだろうし、ビート感があれば足や手でリズムを取ったりしているだろうが、そういうのはおいといて、まあだいたいこういう分類ができるんじゃないかなと思っている。

ちなみに、これ多分バンド形態限定の話なので、アイドル(それがバンド形態であったとしても)とかになるとまた違ってくるとは思う。

もちろん、これは良い悪いの話ではない。前の方にいたから偉いとか後ろで観てたからノリが悪いとかいう話でもない。それぞれが好きな楽しみ方で、より良い楽しさを見つけてくれればいいと思う。いっつも後ろにいるし、演奏終わったらさっさと帰っちゃうけど、よく来てくれる人がいたら、それはバンドにとっては良いお客さんなわけだしね。

音、曲、見た目、キャラクター、トーク、人間性、ありとあらゆるものが楽しむ対象になっているので、楽しみ方は無限にあるはず。


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