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がん保険は必要?必要ではない?ファイナンシャル・プランナーが解説! 札幌 FP 鈴木淳也

今回は、

「がん保険は必要?必要ではない?」
というテーマです。

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なぜこのコラムを書こうと思ったかと言うと、有名なユーチューバーの方達が、このような動画をアップしていたからです。

「がん保険はいらない」と断言されている動画をいくつか見ました。

その動画を見た多くの方が、がん保険や生命保険を解約し始めていることを知り、

もしかするとただユーチューバーの方の言葉を鵜呑みにして解約をされている方もいらっしゃるのではないかと考え、

後で後悔されないためにも、がん保険の考え方を皆様にアウトプットしたいと思い書きました。

※フォロワー数やチャンネル登録者数が多いから全てが正しいとは限りません。


がん保険不要と唱えるユーチューバーの主張とは!?

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日本には、高額療養費制度と言うものがあります。

この高額療養費制度があることで、その方の年収に応じてひと月あたりにかかる医療費の限度額決められています。

その自己負担部分を自己資金で用意できるのであれば、問題無いというのがユーチューバーの主張です。

確かにこれについては私も同意しています。

高額療養費がありますし、年収がそこまで高くない方であれば、

自己負担部分も自己資金でカバーすることはできると思います。


がん保険が必要かどうかの判断基準とは!?

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癌に罹患した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?

①治療費が掛かる
②収入減

以上のリスクが考えられます。


①治療費が掛かるという部分については、後程記述する【自由診療】という部分を切り抜いて考えるのであれば、

前述の高額療養費制度があるので、自己負担があまり大きく無く、治療することができます。

では②収入減はどうなのでしょうか?


もし仮にあなたが癌に罹患した場合、どうなのでしょうか?

まず癌かどうかを判断する為、検査入院と病理検査があります。

そこで癌と診断された場合、手術や治療の為に入院をします。


しかしながら、ある一定の治療を終えると、長期で入院するのではなく、短期で病院から出る事とになります。

これは癌が治ったので病院から出ることになったのではなく、

病院の都合によるものが多いです(この点については深くお話ししません)。


退院した後、職場復帰する方が多くいらっしゃいますが、本調子で果たして仕事ができるのでしょうか?

その場合、長い時間働けないということで残業代が無くなったり、最悪周りに迷惑を掛けれないという理由から、退職をせざるを得ない状態になる場合もあります。

がん保険を考える上で、収入減を補いたいという場合はがん保険が必要になります。


癌の3大治療とは!?

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癌の3大治療は、

①手術

②科学療法

③放射線治療

これら3つが挙げられます。

これら3大治療で、日本で認められたものであれば高額療養費制度の対象となる可能性がありますが、

もし日本では認められていないけど、海外で認められている抗がん剤治療等であれば、自由診療扱いとなり、

全額自己負担となってしまいます。

また、ここ最近期待が高まっている治療方法として、

④免疫療法

というものがあります。

こちらで代表されるものとして、小野薬品工業さんが開発した、【オプジーボ】というお薬です。

数千万以上します。全額自己負担となりますが、もしこのお薬で治るのであれば、あなたは治療しますか?


まとめ


がん保険に入った方が良い人のまとめを致しますと、

①身銭を切りたくない

②収入減を補いたい

③自由診療を利用できるならしたい

これら3つに該当するのであれば、がん保険を検討する余地は十分にあるのではないでしょうか?


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