先日、ビックリすることがあって、
私はもしかすると、
危険きわまりないストーカーに
なりつつあるかもしれない。
どうしよう…？

普段、週末は趣味でもある
コーヒー店めぐりをします。
スタバ、コメダ、個人の喫茶店などなど。

そのうちのある喫茶店で、
あるスタッフに一目ぼれをした。
一目ぼれといっても、
カウンター越しに
チョコチョコっと会話してた
だけだったのですが、
ある日、思い切って、
「本当におきれいですね、
つい見とれちゃうんですよ」と
言ってしまった。
あ、しまった！と思ったのも、
時はすでに遅し、汗。
相手のスタッフさんも
私を「キモ～」って思ったことは
その表情から見て取れた。
私にも彼女にも何の得にもならない
どころか、両者とも損害だけの
言葉だった。

それ以来、カウンター越しの会話も
当然なくなった。
あとは、ただただ、
危ない奴だと思われた可能性を
ひたすら減らすよう、
無言を通してましたが、
それもほとんど効果はなかった。
いや、いきなり、50過ぎのおっさんが
きれいですねえ、と言ってくる、
というのは、恐怖だったでしょう。

ああ、なんてバカだったんだろう？

それから、しばらくして、
彼女が働くカフェが閉店になった。
私はどこかで安堵した。

ところが、
今度は隣駅のスタバにいた時のこと。
カウンターの向こう側に
例の彼女の後ろ姿らしき影を
見てしまった。
そっか、前の店が閉店したから
新しい職場を求めて
スタバに面接に来たのだろう？

ウン、待てよ、ということは
合格すれば、スタバのスタッフだ。
そこへ、私がやってきたら、
彼女の視野では、どう考えても
私がストーカーの如く
彼女を求めてやってきた、
かのように解釈ができる。

でも、聞いてください。
私はこのスタバに20年通う
ただの常連です。
ストーカーではない。

でも、まだ二十歳そこそこの、
いくら気が強そうでも、
若い一人の女子だ。
そんな人が、スタバで
私を見たら、どう思うでしょう？

私からは何も話しかけないのが
いいですよね？
何かいうと、余計に言い訳めいて
彼女の主観が力を帯びますよね。

じゃあ、私としては、苦しいけど、
スタバに行くのは控えるしかないか？
うーむ、それも辛いなあ。

それにしても、
彼女が前にいたお店が閉店になって
心細さもあるだろうに、
そこへ、以前気持ち悪いことを
言われて肝が冷えたその男が
新しくがんばろうとしてる、
新天地・スタバにまでついてきたの？
という「誤解」を一瞬でも、
なんとか彼女の頭に涌かせたくたい。

うーむ、うーむ、うーむ、
どうしようか。

私はマジで20年、そのスタバに
通ってきたんですけどねえ。
スタバはシフトが複雑で、
彼女がいないな、と思って
本を読んでていても、
１時間もしたら、彼女が働きに
やってくるなんてことも
ザラですからねえ。

私に悪気があるとかないとか、
それは関係なく、
彼女が怖いと感じたら、
それはもうストーカーですよね？

ああ、それにしても、
これはルッキズムだったんだ、
きれいとかかわいいとか、
褒めているとしても、
見知らぬオジサンから
見た目を言われたら、
それは心を凍らす
ルッキズムだったんですね。
本当に、これは、
深みにハマってさらに
泥沼にならないためにも、
彼女とは今後、何も会話しないのが
現実的ですよね？
本当にごめんなさい。
ここで書いても伝わらないけど…。