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【人生と読書】読書は本当に人生の役に立つのか?

読書は果たして
人生の役に立つのかどうか?

人生は、すでに
読書をしようと、しまいと、
つらいことがありますね。
苦しみは次から次へやってきます。

家族の病気、
仲間との別れ、
上司との軋轢、
自分の病気、
兄弟の確執、
まだまだ苦しみはやってくる。

そんな時、読書は果たして、  
力になってくれるだろうか?
改めて、考えてみる。

読書の最大の利点は、
一人、本を読みながら、
他人の人生を生き、
他人の感情を感じ、  
他人の命の流れを想像すること
でしょうか。

さて、本好き人間として、
何百冊もの本に出会ってきた。
たくさんの人生を
想像しながら追体験してきました。

そうした追体験が
リアルな日常の苦しみを
どんなふうに 
癒やしてくれるだろうか。

正直、本のチカラによって
リアルな苦しみや辛さが
癒やされたという体験は   
恥ずかしながら、
あったかどうかピンと来ない。
漱石の小説のある場面の記憶が
リアルな兄弟の確執を
丸めてくれたりはしないかな。

そんな時は、
むしろ、本は読まないけど、
頭の回転が早い陽キャな人ほど、
人生を泳ぐのが上手に見える。

私は、いや
私だけ?かもしれないけど、
読書してきたことで
私には◯◯なチカラが付いた、
なんて、自分では
なかなか、わからないのが
正直なところです。

あああ、役に立つチカラは
付いてないのかあ(汗)。

でも、読書でひとつ
いいことがありました。

それは、旧知の仲のような
仲良しの人間が
たくさんいるってことでしょうか。

仲良しだけではない、
奇妙な隣人もたくさんいる。
魅力的な知人がいっぱいいますね。

色川武大『怪しい来客簿』を読めば 
15人以上の不思議な人間と
知り合いになれる。
サリンジャー
『ナイン・ストーリーズ』を読めば
9人の魅力的な人と
知り合いになれる。
夏目漱石の私小説『道草』を 
読めば、夏目漱石を
一気に身近になることができる。
 
人見知り人間には 
リアル生活では中々、
友人知人を増やすなんて
できないけれど、
本を読めば、
色んな人と出会える。
  
他人の人生を追体験し、
魅力的な人と知り合いになれる
という意味では、
やはり読書は貴重な財産を
与えてくれているかのよう。

簡単に一言では言えないけど、
そうした貴重な、 
目に見えない財産が心の中に
ミルフィーユみたいに
重なっているのなら、  
ちょっと誇らしい気がする。

 

 

 

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