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【あなた?おまえ?きみ?】二人称は、私と相手の人間関係を示すバロメーター。

一人称には
こだわりが強い方が
多いようですね。
わたし、というか、ぼく、というか
おれ、というか、等。

でも、私は二人称がもっと
気になります。

日本語の短所は未だに
便利な二人称がないことです。
あなた、きみ、おまえ、
どれもデリケートに
使わねばなりません。

文章では色々な二人称が
使われていますが、
おまえ、きみ、あなた、は、
会話では、正直どれも
非常に使い辛いですね。
相当に親密な場合、
たとえば、家族や恋人たち、
あとはヤンキーの師弟関係とか。

また、苗字にさん付けか
名前(ファーストネーム)に
さん付けかも、引っかかります。

まだ付き合いの日も浅いのに、
初期段階で、ファーストネームに  
さん付けされると、
嬉しい場合もあれば、 
なんだかグイグイ来られてる感じで 
ちょっと気になってしまう。

また逆に、
相手をなんて呼ぶかも、
二人称のデリケートさが
ハッキリ出てしまいますね。

相手が年下であれ、 いきなり
ファーストネームにさん付けするのは
私はどうも抵抗がありますね。
グイグイ感が相手に伝わり、
戸惑わせては申し訳ないなあ。

とは言え、何ヵ月過ぎても
苗字にさん付けでは、
関係性が硬いままで、
互いにちょっと不満が
出てしまいそう。  

よく合コンなどでは、
手練れの男は、 
始まるや、すぐに
女性をファーストネームに
ちゃん付けで、距離を
いっぺんに縮めようとします。 
あれがどうも不快で、合コンから
足が遠のきました。 

自分は相手をどう呼ぶか?
相手は自分をどう呼ぶか? 

仲良さの度合いによって
日々変わるものなので、
一概には法則みたいなことは
言えませんが、
同じ人から 
苗字にさん付けされたり、
ファーストネームにさん付けされたり、
二人称は実にカメレオンのように
くるくる変わります。

二人称は相手と私の人間関係を
しっかり示すバロメーター
なんですね。

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