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【人生】55歳、これからの私の目標は、空っぽな箱になること。

《50歳は人生のハーフタイム?
どんな事ができるかな?》

来年でいよいよ55歳。

私が敬愛するかつてのボスは、
50歳の誕生日、バーで一人飲んでて、
なぜだかわたしが呼ばれた。
フリーの私を可愛がってくれた。
私はまだ30歳で、50歳の重みが
ピンと来ていなかった。

「50かあ」としょんぼりした
ボスの顔はまだ覚えている。
決して花形ではない部署の長だった。

でも、ボスはその後、次々と、
漫画雑誌を黒字回復させ、
今は飛ぶ鳥落とす勢いだ。

フランスのファーブルは56歳で、
昆虫記の第1巻を出版した。

伊能忠敬は51歳から、
天文学を勉強スタートした。

最近の例では、
糸井重里が「ほぼ日サイト」を
立ち上げたのが50歳らしい。

私の祖父もたしか50前後で、
市議会議員や養鶏や稲作を辞め、
「土地改良事務所」の理事になった。
当時は給与もほぼ出ない、
ボランティアのような名誉職だった。
後々、苦労の甲斐あって、
光栄な事に黄色い文化勲章を授かった。

さて。私である。

ちょっと遅いが、これからが
人生のハーフタイムだ、と
今日勝手に決めた。

その先、どんな事をしよう。

学者になるには、見識が浅い。
マスメディアで生きるには凡庸だ。
田舎でソバを打つには野心が有り過ぎる。

本屋&朗読会&読書会をやれる
「箱」があったらやりたいけど、
お金がないか(笑)

三つ子の魂、百まで。
大体自分の性格や傾向は変わらない。

でも、自分に何ができるかは、
55歳になろうと、まだまだ未知数だ。

私はとりあえず、
色々な可能性がどんどん入ってくる
「空っぽなハコ」になろう。

大切なものがたくさん入ってくる、
空っぽな、広いハコになろう。
つまり「謙虚」であろうってことか。
謙虚であり続けるのが、
どれだけ難しいか、ということだけは
54年生きてきてよくわかってきた。
それをやり遂げようと思う。

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