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MBTI INTJの生態

INTJと聞いてどのようなイメージを浮かべるだろうか。世間では、悪いもので「性格が悪い」「サイコパス」「コミュ障」、良いもので「IQが高い」「収入が高い」「理性的」と言われたりする。筆者もおそらくこのINTJだが、やはり同じ穴のムジナというか、周りの人間にINTJが集まっているので彼ら(全員男、計4人)を交じえてINTJを解剖していこうと思う。



INTJは性格が悪くてサイコパスでコミュ障か

結論から言うとYESである。INTJは総じて「素直な感情表現が苦手」である。感情が無い人間など存在しないという前提において、性格が悪いと思われる主要因がおそらくここにある。筆者の父もINTJだが感情表現が苦手なおかげで筆者の母とのコミュニケーションが上手くとれず、関係が悪くなり、今は別居している。可愛く言えば「不器用」なのである。また、「人を道具のように扱っている」「サイコパス」ともよく言われるが、これは些細な雑談のときでさえも一手二手先のことを考えているなどの強い客観性や俯瞰力から来るのだろう。INTJたちに悪気は無い(と主張したい)。実際に筆者自身が周囲の人々から反感を買ったり苦手意識を持たれたりする場合、よく考えてみるとこの性質が原因であることが多い。加えてINTJの趣味嗜好は抽象的で同時に変態的であるため、価値観の合致が大部分の重要性をもつ一般社会のコミュニケーションにおいて相容れない存在、すなわち悪の因子となる。特に小学校~高校までの村社会的なコミュニティーの中では、何らかのテクニック、ペルソナ、キャラクターを身に付けない限り、ほぼコミュ障である。現実のINTJは分かりやすく目立ったサイコパスなどではなく、もっと細々と生きているともいえる。そのため最初の印象は「よく分からないやつ」「掴み所のないやつ」であり、仲良くなって趣味や価値観などを話すようになるとINT型特有のサイコパス味が垣間見えるという感じではないだろうか。



INTJはIQと収入が高くて理性的か

ギフテッド率ランキングではINTPに抜かされているINTJだが、IQランキング1位なのはなぜか。この答えはINTJの「ストイックさ」「チャレンジ精神」にある。これらの性質によって得られる濃厚な経験や思考によって物事の間に普遍的に存在する法則を知っていき、一見新しく見える目の前の事象も「何だ、あれと同じようなもんか」と思えるようになる。様々な法則を脳に刻んでいるため、新しいはずの問題も過去に出会った問題に帰着して考えることができる。産まれたときこそINTPに負けているINTJだがこうやって後天的に抜かしていく…
一方で収入ランキングでは1位になれない(3位くらいだった気がする)のは、独善的であり、協調性に欠けるからであると思う。いくらINTJの個の力が強くてもE型の団結力、人と人とのつながり、には勝てないことを証明している。やはり、1人で多くの分野を極めるのより、各分野のプロを集めた方が早いのである。ここで自分の力だけを信じていた孤高のINTJが挫折するのかもしれない。(筆者はまだ社会に出たことが無いため、完全に推測の域である)




INTJに共通する趣味嗜好とは


INTJの趣味嗜好は明らかに普通の人間から逸脱している傾向が強い。

最初に挙げたINTJである4人(筆者、筆者の父、高校時代の友達×2)のうち、4人に共通する興味の矛先はナンパである。多かれ少なかれ全員ナンパを実行している。ナンパというものを実行しちゃうのは、特に令和のこの時代を生きる青年にとって、まず異常だといえる。筆者自身もナンパを信仰している節があるが、ナンパとは言わばハイリスク・ハイリターン、ダメ元の戦い、超ハードアクティビティ、なのである。人混みで女の子に話しかけるのは勇気が必要だし、それを幾度となく繰り返すことで魅力的な男性として自らを洗練させていくことは物凄いことである。めちゃくちゃイケメンな上にめちゃくちゃコミュ力が高いためこれまでの人生モテすぎてどうしようもなかった人以外にとって、明確にチャレンジなのである。「女の子とSEXできる」ことは多くの男が望むことであり、「楽しいこと」「幸せなこと」と言われて一番に思い浮かべる人も少なくない。つまり、頂上に埋められた財宝のためにエベレスト級の針山を登るようなものなのである。このハードで辛い世界観は以下の2つにも共通している。


INTJ4人のうち3人の興味の矛先は筋トレである。筆者自身はメンズエステに行ったときにだいたい体つきを褒められ、最近「腹筋が割れている」と言えるようになったというレベルだが、筆者の父は高校時代にデッドリフトで高校生の中の日本チャンピオンになったレベル、筆者の高校時代の友人の1人は筋肉をつけすぎたあまり身長178cmに対し体重が98kg程あってもちろん見た目もしっかりギガンテスというレベルである。この2人は超高レベルである。毎回の過酷な筋トレで自分の肉体を追い込むというのは相当なストイックさと同時に継続性が必要になるためINTJとマッチするのだろう。1つの何かを極めることに対して少年のような純粋な憧れや信仰があるように思える。父の話を聞いて思ったことだが、例えば同じ重さのダンベルを一回上げるだけでも、角度、速さ、意識する筋肉、肘の位置などによって負荷が変わってくるので、INTJの几帳面で物事に対して細かいという性質が筋トレにハマらせているのだろう。筋肉をつけるという結果を出すにはそれよりももっと単純に自分をどれだけ追い込めるかという性格的な部分が大きいので、この性質は過程を楽しめるという意味で間接的に結果へ導いてるのだと思う。


最後に挙げるのは、大学受験である。大学受験に興味が強いのは筆者だけなのだが、興味が強すぎるあまり、大学在学中の去年1年間もトータル約2000時間程大学受験勉強をしていた。つくばエクスプレス中では化学の重要問題集や東工大の化学20カ年が相棒だった。筑波大生からの目線を感じたが後半はそれが「気持ちいい~どうせならもっとジロジロ見てほしい♥️」とさえ感じていた。大学の方は前期は12.5単位、後期は受験勉強の方に95%の意識を向けて2.5単位しかとれなかった。なぜ興味がそんなに沸くのか考えると、INTJとしての性質が浮かんできたので挙げさせてもらう。因みに、なぜ興味が沸くかということと、なぜ得意なのかということは多分相互作用している。筆者は現役の2020年、一浪の2021年、筑波大生でありながら受けた2024年、の計三回の受験を経験した。その過程の詳細は別の記事で書く。中高大の受験のなかでも、大学受験は参考書が充実してる分、独力が試される。この時点でだいぶINTJにマッチしているが、特に宅浪や再受験をするとしたら全ての性格タイプの中でINTJが断トツで向いている。逆を言うと、自分がmbti診断でINTJが出たなら、迷わず宅浪、再受験をするべきなのではないかと思う。筆者が一浪のときに宅浪をした実体験に基づいて考えると、

①SNSに興味がないため他人にとっての誘惑が誘惑でない
②孤独耐性が異常に高い上、自分で計画を立てて実行すること自体が好きで1人で黙々と継続して勉強することができる(1人で家で集中して勉強できるというのが移動時間もなく予備校代もなく最強である)
③宅浪なら余計に人と会わなくていいのでコミュニケーションに対する容量を割かなくて済み、予備校に入って人と関わりながらやっていくより勉強に集中できる

という3つの強みが挙げられる。
なぜ受験の世界観に惹き付けられるかといったら、ナンパの部分で言ったようにそもそもハードアクティビティが好きで、エベレスト級の針山を登山するのが好きで、たった1日の試験で全てが決まるという大勝負感がINTJの挑戦心を揺さぶり、興奮させるからだと思う。



まとめ

INTJはまず固有の性質である物事へのストイックさとチャレンジ精神を生かす場を見つけること。次点に、INTJがつい怠ってしまう他者との関わりと人間は社会的存在であるという認識を強くもち続け、自分1人で何でもできると過信しないこと。これらを忘れないようにしていきたい。





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