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感染者数というウソに踊らされるのをやめましょう

PCR検査で得られる情報は、採取された検体から特定のウイルス遺伝子の断片が検出されたかどうかです。

PCR検査には、装置にCT値が設定されており、この数値が大きいとウイルス遺伝子の断片数が少なくても検出されます。陽性=ウイルス遺伝子の断片ありです。日本のPCR検査装置は、CT値が高く設定されています。

PCR検査陽性=特定のウイルス遺伝子の断片ありを、日本のメディアは即座に『感染している』と報道しますが、これは違います。特定の(今回の場合は新型コロナの)ウイルス遺伝子の断片が検出されただけです。ウイルスに感染しているか、発症しているか、までは判断できません。

それなのに日本では、PCR検査反応が陽性というだけで入院=隔離を求められ、実際にそうされてしまいます。新型コロナウイルス感染症の指定感染症としての扱いが『1〜2類(エボラ出血熱などと同等)』にされているからです。医療崩壊が危惧されていますが、それは指定感染症1〜2類相当なので、専用病棟(専用ベッド)と専従医療スタッフを、一般とは別に用意しなければならないからです。日本の医療機関における病床数(ベッド数)は、人口1000人当たり13.1で、先進国(OECD加盟国)平均の4.7を大きく上回っています(2017年)。

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メディアが毎日、新規感染者とウソを称して、PCR検査陽性反応者の数が増えた増えたと大騒ぎするのも、ひとつには、風邪の一種である新型コロナウイルス感染症の指定感染症としての扱いが『1〜2類(エボラ出血熱などと同等)』にされてしまっているからです。

一日もはやく、新型コロナウイルス感染症の指定感染症としての扱いを『5類』に下げ、たとえ感染〜発症していても、症状が深刻で入院の必要がある場合を除き、インフルエンザと同様、自宅に戻って療養できるようにするべきです。そうすれば、陽性反応者(およびその家族・同僚など濃厚接触者)自身の負担も、医療機関の負担も、格段に減少し、新型コロナ問題の多くが一気に解決します。