「心と体」

大事な試験が終わったら急に体調を崩したり、何かに夢中になっている時はどんなに徹夜しても元気だったり、そんな経験はありませんか?

私は徹夜して元気でいられるタイプでないことは自分でわかっているので、後者は経験したことがありませんが、、前者はよくあります。病は気からということわざがあるように、心の状態と体調は不思議と関係しています。

夜と霧という、アウシュヴィッツの強制収容所に囚われた経験のある精神科医が書いた本があります。ここでも、正確な文面は覚えていませんが、体が衰弱しきった人々の生死の境は精神的な部分にあったというような記述がありました。

心という物質は存在しないのに、身体という物質に多大なる影響を与えるというのは、なんだか不思議な気がしませんか。私はいつも疑問に感じながらも、自分の身体に現れる変化に実感を得ています。生命力というのは、目に見えるものだけでは語れないのでしょう。

そう考えると、逆に病気で余命がわずかだと言われても、自分は生きるという強い気持ちを持ち続けることで長く生きられるのではないか、と思います。もちろんどんなに精神力があっても治らない病もあると思いますが、あながち間違いとも言えないのではないでしょうか。

心は強くするも弱くするも、自分の精神力次第です。強いことに越したことはないですから、日々鍛えていきたいものです。

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