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    競歩関連について書き込んだことをまとめます。

最近の記事

abilityとcapacity。

同じトレーニングを行っても、結果としてあらわれる能力 abilityは、個人差によって異なる。 それは、トレーニングを行う時点で、学習の能力 capacityが、異なるからだろうとされている。 abilityは、トレーニングの結果現われる能力を意味し、客観的に観察、測定が可能。常にトレーニングの結果に大きく影響される。 capacityは、能力の事前の準備状態を意味し、観察や測定ができない。capacityは、許容量という意味を持ち、人が生まれ持つ生得的能力、いわゆる運動

    • ランニングのバイオメカニクス 中長距離の科学的トレーニングより ①

      筋の働きの結果生じるパフォーマンスの要素は、 筋力 持久力 スピード に加えて、調整力が相互に結び付き滑らかな動作パターンが現れる。 人間は自己最適機構の仕組みを持っており、課題に対して徐々に効率を高め、新しい課題や高い課題適応させる。 熟練した選手がエネルギー消費を最小限にしてより質の高いパフォーマンスを発揮するときは 平衡感覚と調整力が向上し、姿勢維持の負担が減る。 無駄な動作や力んだ動作がなくなる 必要な動作が適切な方向に適切な速さで行われ、エネルギーの損失が

      • 一競技者が思う審判のこと。

        始めとして審判を非難する考えを持っておりません。 審判の方々がいなければ私は競技を行うことができません。日々の大会での審判を行って下さることに大変感謝しています。ありがとうございます。 競歩において審判からの判定は切っても切れない関係です。 例えどんなに速く歩いていても膝が曲がったり、両足が地面から離れてしまえば注意や警告がだされ、直らなければ失格になります。 一重に膝が曲がっている、両足が浮いていると言ってもレース中にそれを判断するのはそう簡単ではありません。 時

        • 競歩はメジャーになりうるのか② 本篇

          競歩における競技人数の少なさについてつらつらかきました。 試験勉強から現実逃避して書いてるわけですがここからずらーっと書いてきます 目次 ⅰ競技人数が増えない理由 ①競歩を行う土壌がない ②陸上界の風潮 ⅱ競技人数が少ない中でメジャーになりうるか ⅲ競歩の持つ強みとメジャーになるために 要約 競歩の指導者まで行かなくても経験者が増えないと競歩を行う土壌が育ちにくい 競歩におけるマイナスイメージを無くさなければいけなく、競歩にしかない魅力を表す 競技人数が少ない中でもメジ

        abilityとcapacity。

        • ランニングのバイオメカニクス 中長距離の科学的トレーニングより ①

        • 一競技者が思う審判のこと。

        • 競歩はメジャーになりうるのか② 本篇

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          競歩はメジャースポーツになりうるのか① 現在見られる問題点

          好きなことをゆるく書き連ねるコーナー ヤマダです。 現在の日本で、競歩の競技人数は一般的に約2000人と言われています。 近年では、オリンピックでの日本選手の活躍により高校生を中心に増えているのではないかと私は思います。 しかし、仮に500人増えたとして2500人という競技規模になります。 競歩はあくまで陸上競技の中の1種目でありますし、競歩という独立したスポーツではないため一概に他スポーツの競技人数と比較することはできません。 おそらく1番競技者が多い年齢層である高校

          競歩はメジャースポーツになりうるのか① 現在見られる問題点