見出し画像

ベトナムの国内労働市場について⑩南部地域ホーチミン市から③

ベトナム政府関係報道機関からの報道によると、ベトナム南部地域においても、世界的な消費の減少に伴い、ベトナムの企業は、受注量の増減の変動に関わらず、労働者の雇用を維持しようとしている。

ベトナム南部ホーチミン市地域においても、ここ数ヶ月、多くの輸出業者は、主に木工、皮革、靴、繊維産業で、年末の注文が、通常よりも少ないため、困難に直面している。

最近では、ポウユエンベトナムカンパニーで最も多くの労働者を抱える企業53,000人以上の従業員を擁するホーチミン市は、年末の注文が予想どおりでなかったため、従業員に輪番休暇を与えると発表した。

従業員をサポートし維持するために、企業は多くの福祉政策も提供している。

同社の発表によると、生産計画に影響を与える注文の状況により、約20,000人の労働者、つまりこの工場の労働者の30%が工場での労働時間の短縮に同意する。

応募期間は12月上旬から2023年2月20日まで、この期間中、労働者は合計14日間の休暇を取るよう話し合い手配している。

近づく旧正月中に、従業員が辞めたり辞めたりしないことを約束して、会社は、隔日で一日当たり180,000VND(日本円で約1,000円ぐらい) の有給、給与を支払う。労働者の休日は、主に週末に設定されている。

企業によると、これは一時的な措置であり、年末に労働者が仕事をやめる必要性を最小限に抑え、企業が生産を安定させ、従業員を維持する方法でもあるとしている。

企業は従業員の確保に努めて​​いる。ホーチミン市労働組合によると、市場の変動により、市内の 50,000人以上の労働者が影響を受け、ポウユエンベトナムカンパニーのように妥協しながら、自宅待機するか、交互に働く必要があるという。この数字は、このホーチミン市地域の労働力の約2% に相当する。

製品市場が、再び明るくなったときに安定した労働力を維持するために、多くの企業は、労働者と積極的に困難を共有し、ビジネスの実際の状況に基づいて休暇中の支払いに同意している。

企業は労働者の雇用を維持するためにも、
韓国、日本、東南アジアなどの市場からの注文の検索、獲得を強化している。

労働関係部門、地域は、企業の労働の変化を注意深く監視し、困難を取り除き、事業を維持するために企業を支援し、新しい雇用を創出し、従業員のテトのための支援をする。

ここでは、ベトナム南部地域の現在の国内労働市場の動向の事例により、ベトナム国内の状況を見てきている。

海外労働求人募集の動向が、日本の3月からの円安、国際ニュースとなった建設業界の会社の日本人社員によるベトナム人技能実習生への長期に渡った暴力虐待事件の映像報道の影響など、根深い"外部経済環境の変化" と" ベトナムの国内経済環境変化の影響により、様変わりしたと私が感じ出したのが、特に、夏以降の激変である。

私が入手出来る情報では、公表はされていないが、今では、ベトナム国内では、無風地域だった田舎や地方にまで、地場の国内企業事業者の募集担当者たちや国内労働求人の募集を依頼される人材会社が凌ぎを削り、募集活動を行うようになった。

今年の夏以降は、特に強まった。私たちは、北海道の企業群の外国人就労者の募集が、遠く及ばないと言う前に、ひとつひとつ、手段を重ねていなかければならない。


〜 次回に続きます 〜


#スキしてみて #行った国行ってみたい国 #習慣にしていること #最近の学び#ベトナム #ホーチミン #ビンズオン #ドンナイ #バリアブンタウ #国内労働市場  #少数民族 #共生社会 #東城敬貴 #ケイヤン #アイアジア #Aasia #毎日note #外国人就労者 #技能実習生度見直し #特定技能 #ベトナム語 #技能実習 #安全 #安心 #感動 #北海道

この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?