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見えない絆を感じる - ヒジャブを通じた文化の旅

今月、2月の北海道は、寒い日が続いています。変わらない、皆様のご支援に、心から感謝致します。寒い冬の北海道に居ると優しさは心に染みてきます。

昨年の6月に、私たちの職場に新しく加わったインドネシア出身の通訳者である女性メンバーを通して、半年が過ぎましたが、私たち自身が「ヒジャブ」に対する理解を深める機会を得ました。彼女の仕事ぶりは、すでに多くの人々に影響を与えています。

ここでは、インドネシアのイスラム教徒としての日々の生活や習慣について、私たちが学んだこと、特に、インドネシアの女性が、身につける「ヒジャブ」に焦点を当ててみましょう。

〇宗教的義務としてのヒジャブ

宗教的意義
イスラム教では、女性が公の場で自身の髪や肌を覆うことは、謙虚さを示す行為とされ、多くの場合、信仰の実践として重視されます。

この習慣は、特に、家族以外の男性の前で守られるべきとされており、ヒジャブはその宗教的義務を果たすための手段となります。

インドネシアの多くの女性は、ヒジャブと呼ばれる布を頭に巻いています。これは、家族以外の男性の前で、自身の肌や髪を隠し、宗教的な義務を果たすための重要なアイテムです。ヒジャブを着用しないことが罪と見なされることもあります。

自己表現とアイデンティティ
ヒジャブは、インドネシアの女性たちにとって、自らの信仰を公に表現する方法であり、彼女たちのイスラム教徒としてのアイデンティティの一部を形成しています。

イスラム教徒女性が、世界中で暮らしていて、世界の女性の約12%が、ヒジャブを身につけており、これは彼女たちが公私にわたり自分の信仰を尊重し続ける象徴です。

日本で働くインドネシアの女性たちは、職場の状況や業務内容に応じてヒジャブを外すことがあるかもしれません。雇用者は、面接時にヒジャブの着用に関する意向を確認し、必要に応じて会社の方針を伝えることが推奨されます。

〇生活の一部としてのヒジャブ

早期からの習慣
インドネシアでは、女性たちは、幼い頃から、ヒジャブを身につけることが当たり前で、彼女たちにとって自然な生活の一部です。このため、ヒジャブは、彼女たちの日常生活に自然に溶け込んでおり、特別な意識をすることなく着用されます。

日常生活での着用
暑い日や運動をしているときでも、ヒジャブを外すことはほとんどありません。これは、ヒジャブが彼女たちの生活様式の一部として深く根付いていることを示しています。また、ヒジャブの素材やデザインは、さまざまな活動や気候に適応するように工夫されていることもあります。



私も昨年、赤道の国のインドネシアを訪れて、ヒジャブの女性が長袖のブラウスや長いスカートや長いスラックスなど、男性も長袖のシャツや長いスラックスなど、暑い日が続いても、涼しそうに、肌を人前で、見せない服装、
文化や日常の生活が当たり前、というか、自然なことであることを知りました。

〇信仰と敬虔さの象徴

信仰の表現
ヒジャブは、インドネシアの女性たちが自分たちの信仰をどのように理解し、実践しているかの象徴です。
彼女たちにとって、ヒジャブはイスラム教の教えに従うことの外的なしるしであり、内面的な信仰と外面的な表現を結びつけるものです。

社会的・文化的役割
ヒジャブは、インドネシア社会における女性の役割と地位を反映しています。それは、個人の信仰だけでなく、家族や社会との関係性の中での自己位置づけをも示しています。

インドネシアの女性たちにとって、ヒジャブは、ただの衣服ではなく、彼女たちの日々の生活、信仰、文化的アイデンティティの重要な部分です。その着用は、個人の選択に基づくものでありながら、広い意味での社会的および宗教的な価値観を体現しています。

ヒジャブは、インドネシアの女性たちの生活において、重要な役割を果たし、彼女たちの信仰と敬虔さを象徴しています。

異なる文化や宗教的な習慣を理解し、尊重することは、私たちの視野を広げ、より包括的な職場環境を作り出すのに役立ちます。

ヒジャブについてのこの紹介が、皆さんにとって少しでも身近なものと感じられたなら幸いです。もっと知りたいことや疑問があれば、遠慮なくお問い合わせください。ご一緒に私も学んでいきたいです。






札幌市:アイアジア国際研修センター前

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