建国の詔

【歴代天皇振り返りシリーズ第1回】”始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)=初代神武天皇

【歴代天皇振り返りシリーズ第1回】”始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)=初代神武天皇

2019年4月30日の天皇陛下の退位と同年5月1日の皇太子さまの新天皇即位になります。そこでシリーズで歴代天皇を紹介してまいります。

今回は始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)=神武天皇です。始馭天下(はつくにしらす)とは初めて建設された国,あるいは革新された国を統治してゆく天皇をさしていいます。神武天皇(神倭伊波禮毘古命(かむやまといわれびこのみこと))はおかくれになった後に頂いた 贈名です。

<高千穂から大和へ>
初めて建設された国,あるいは革新された国を統治してゆく天皇をさしていう。『日本書紀』の「神武紀」には,始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)と記し,「崇神(すじん)紀」には,御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)御肇国とは「はじめて整った国を治める」と記しており,初期国家の君主にふさわしいとそれぞれ神武天皇,崇神天皇をさしている。建国の祖という神武の統治は大和(やまと)の範囲にとどまり、崇神は大和の四周を平定し、内治の充実に尽くしたと伝えられる

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