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【悪用厳禁】人を誘導する方法

今回は「誘導」にあたり
必須となる手法を取り扱っていきます

大前提として
相手を誘導する上で重要なのは「感情」であり「論理」ではない
ことを認識しておいて下さい

とりわけ、信仰など、感情をベースに形作られるものに論理で対抗しても効果は薄いことをまずお伝えしておきます

では早速ですが
どのようなアプローチを試みれば
うまく人を誘導できるのでしょうか

以下で解説していきます

1. 情報の送り手

結論からお伝えすると
「有名人」や「大多数」が支持しているなどの情報は
誘導にあたり大きな意味を持ちます

情報の送り手に対して好意があれば
根拠が薄くともそれだけで信じてしまうのです

これをうまく活用しているのが
「タッパーウェア社」になります

小売店を一切出さず
商品の売り込みを知人・友人に限定している会社です

他の例では
訪問販売員が何かを売るとき
売る相手の友人の名前を必ず出すというやり方があります

たったそれだけで売り上げは以前の2倍ほどになったといいます

そして顧客からは次の友人の名前を聞き出し
リストを作り
販売にあたって前の友人の名前を出す

エンドレスチェーンと呼ばれる手法になります

商品そのものよりも
誰から紹介されたか、が重要であり
何よりも信頼できるソースとして機能しているのです

では
友人関係などの繋がりが無い場面からは
どのようにしてアプローチを試みれば良いのでしょう

2. 好意を伝える

結論からお伝えすると
「自分が相手に好意を持っている」事実を
何度も伝えることです

勘違いされがちなのは
「相手に自分を好きにさせる」
ということがありますが
そうではなく
「自分が相手を好きになる」
ことが重要なのです

ここを意識することで
次第に相手が自分に好意を持ってくれるようになります

ではそもそも
人が人を好きになる条件とは一体なんなのでしょうか

3. 【最重要】人を好きになる要因5選

先に答えをお伝えすると
以下の5つの要因があると言われています

①外見的魅力
②類似性
③お世辞
④接触回数
⑤連合

順に解説していきます


①外見的魅力


人は
見た目が良い人に対して
「実際よりも高い評価をする」
ことがわかっています

これはハロー効果と呼ばれ
判断している当人たちは
「外見を要因として高い評価をしていることに気づかない」
という特徴があります

詐欺師や営業マンが身だしなみに気を遣っているのは
このためです


②類似性


人は
自分と似た人を好きになる習性があります

服が良い例で
自分と趣向が似ている人からのお願いには
内容を把握せずにサインをしてしまうほどです

これはあらゆる領域において効果があるため
何かを承諾させたいなら
意図的に相手と自分に共通点があることを示すべきとなります

例として

「興味の対象」
「名前」
「テキストメッセージの文体」
「話し方の癖」
「姿勢」
などが挙げられます

簡単にでっち上げられ
絶大な効力を発揮するので
恋愛や交渉の場面ではぜひ使ってみていただきたいです


③お世辞


私たちは
お世辞に大変弱くできています

好かれようとしている目的がはっきりしていて
お世辞の中身も正確でないものだったとしても

しっかりと効果を発揮するのです

とりわけ大きな効果を発揮するのは
「その人がいないとき」に
お世辞を話すことです

人は自分が好かれたい・良い印象を持たれたいので
他の人が陰で褒めていた
という事実をほぼ確実に相手に伝達します
ex.同僚「上司の〇〇さんが、英語ペラペラだったと褒めていたよ」

また
「こうなってほしい」という一貫性に基づいた褒め
は相手を誘導するときに大きな効果を持ちます

ex.手助けを褒める → 継続的に手助けするようになる
     誠実さを褒める → より丁寧な対応をしてくれる

こちらも
・自分の好感度を高めたいとき
・相手に取って欲しい行動があるとき
に活用可能です


④接触回数


単純接触効果という言葉がある通り
人は無意識下であっても
自分と接触したり見かけたりする回数が多いものに対して好意を持ちます

しかしながら
相手を嫌いになる環境下において接触回数が多い場合は
この効果は得られません

何かを競い合う環境がその良い例です

一方で
「協力して何かを成し遂げる」
ことは好意を生みます

では
協力する事柄が存在しない場合
誘導のプロたちはどうするのか?

彼らは常に
「客と自分が同じ側に立っている」
ことを意識させようとします

ex.客と販売員vs上司 値段交渉
     犯罪者と優しい刑事vs怖い刑事 刑罰

自分と相手が協力する場面において
接触回数が多ければ
「好意」を得ることができます


⑤連合


人間は
悪い知らせを嫌います

さらには
悪い知らせを伝える人に対して
嫌悪感を抱きます

これは
その人に原因がなかった場合においても同様です

さらには
逆向きにハロー効果が作用して
実際よりも無能であると判断される場合もあります

ex. 天気予報士への嫌がらせ → 悪い天気の知らせと連合
      自動車と美女のセット → 美女のイメージを車に付加
      流行語と商品のセット → イメージ向上

そこに論理性は必要なく
ただ結びつければ良いのです

また
中でも効果的なのは
「良い食事」
との結びつきです

相手に協力を求める際は
「食事中か食後」
に行うことが望ましいとされています

また
「匂い」
もとても重要な要素です

感知できないレベルのものであっても
不快な匂いがあればその人への印象は悪くなります

この「連合」で特に面白いこととして
「自分に自信がない人」

「否定的な自己イメージの強い人」
ほど
「連合」のプラスイメージに自分が所属していると見せたがることです

ex. 有名人を友達のように見せたがる
      勝ったチームのファンになり、負けたチームから距離を置く

4. 防衛法

では
以上のような好意を使い
こちらへ迫ってくるプロたちには
どのように対抗すれば良いのでしょうか

”たった1点だけ”
を意識すれば良いと言われています

それは
「自分が相手を好きになるまでの時間」
です

まだ40分足らずしか会話していないのに
相手のことを不自然なほど好きになっていた場合
その事実をまず認識することです

次に
相手から飛び出す要求と
相手自身を
切り離して判断するようにすることです

「カーディーラーが自分と協力して
車の値段交渉にあたり上司へ直談判し
安い値段を勝ち取った」

こういった事態が発生した場合
あなたはカーディーラーに対して好意を持ちますが
あなたが買うのはあくまで”車”であり
カーディーラーは付いてきません

ここをきちんと認識することです

とりわけ大きな買い物である
不動産・車・結婚
などの場面では注意するようにして下さい

※ちなみに
今回のようなカーディーラーの場合
返報性のルールも作用するので
客側としては
「何かお返ししてあげなきゃ」
という気持ちにもなり
非常に強力な手法であると言えます


※また
大抵の場合
今回のようなカーディーラーの振る舞いは演技であり
事前に引き下げ価格は決まっており
上司と会話すらしていないケースがほとんどです

まとめ

いかがだったでしょうか

今回の内容
とりわけ

「人に好意を抱く要因5選」
①外見的魅力
②類似性
③お世辞
④接触回数
⑤連合


については
すぐに日常生活へ生かすことができます

自己防衛
それから承認誘導にも活用してみて下さい

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