見出し画像

【コラム】外国人と一緒に働いて知った教訓(4)

女性比率99%の職場で働いていた前職時代。
右を見ても、左を見ても、そのほとんどが女性の特殊組織。
確かにここ数年、男性客室乗務員も増えてはいますが…比になりません。笑

だからこそ、これは国籍に関わらず、みんな「美容」に対する関心が高い✨
20代の若手は流行りのメイク。
30代はリッチなスキンケア。
40代以降はエイジングケアや美容医療。

そんな話で盛り上がります💄✨笑
私もCA当時、とにかくコスメが大好きで、
「日本化粧品検定1級」「コスメコンシェルジュ」なる資格を取得しました✨

不規則な生活だからこそ、スキンケアやコスメだけはこだわりたい!
仕事が休みのたびに、デパートのコスメ売り場をパトロールしていました🚨笑

あらゆる国籍のCA達と一緒に働いて、それぞれの国にある、「美」の基準の違いにも驚かされました。

やはり、近年の「美」の話題は、韓国が中心🇰🇷
韓国人CAは、私でも驚くくらいに美意識が高い!!!
そして、メイク直しの回数も多い✨笑

よく、韓国人CAから、
「なんで日本人CAはメイク直しをしないの🥰?」と言われましたが…
「忙しいからだよ😑」という声はグッと堪えて、心の中にしまいました♡

ヨーロッパをベースとするCAからは、
「日本人CAは痩せすぎだわ!もっと食べなさい!!」と言われることが多かったですが…
「忙しいからだよ😑」という声をこれまたグッと堪えて、これまた仕事に戻っていました✈️

でもそんなある日、この二人の言葉がきっかけで、
「私、本当に"Life for work"(仕事のための人生)になってるな…」と
思ってしまったんです。

大好きなスキンケアも、
「不規則な生活でも肌荒れしないため」「機内で乾燥しないため」に選び、
コスメも、「仕事中に少しでも綺麗に見えるよう」に選ぶ。

体重管理も、「制服を綺麗に着れるように」を意識し、スカートがゆるく
感じると、「よし、いいぞ!」と満足していたのです。

恐らく韓国人CAも、フランス人CAも、そんなに深い意味はない発言だとは思いますが…笑
彼女達からの指摘が図星すぎて、胸がギューと締め付けられるような気持ちになりました。

「あ。私、自分のために自分を充たせてないな…」

自分が充されているから、人にも優しくなれるし、輝ける✨
「誰かに憧れてもらえる人間になりたい」と思ってCAになった時の気持ちがよみがえってきたのです。

そこからですね。
私が「自分磨き」を始めたのは…。
「どんな自分でいたいか?」を一番に、美容に関わらず、お習字教室や着付け教室など、習い事を始めたりもしました。

食べることや飲むことが大好きな私は、都内→全国→世界と、どんどんその範囲を広げて、美味しいお店巡りにもハマりました。

食の中で最もハマったのが、発酵食品。
好きが昂じて、発酵食品マイスターなる資格を取ったり、冒頭に話したコスメに関する資格も、これがきっかけで勉強を始めて、結果的に1級の資格を
取るまでに。笑

薄々お気づきかと思いますが、ハマるとトコトンなんです、私🤭

意外とそこで身につけたスキルが、仕事でも活かせて、自分を充すために始めたことが、周りにも還元できていました。

最近は「ダイバーシティ(多様性)」が共通言語化し、それぞれの持つ「美意識」も多様な解釈や表現が尊重される世の中になっています。

ビジネス的には、「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いなど、それぞれに定義がありますが、マナーさえ守ることが出来ていれば、そこにも多様な価値観は存在して良いのではないか?とも感じます。

「マナー」。
つまり、自分以外のすべての人・モノ・場に対し、
心地よく、敬いを持って、「大切にされている」と感じることができる対応。

仕事は大切。
けれど、それ以上に「自分」を大切にすることで、結果的に周囲や仕事にも良い影響を与えられます。

日本人だけの組織で、忙しく働くのが当たり前だとされる環境では気づけなかった「人生の教訓」。

"Life for Work"ではなく、
"Work for Life!"

自分を大切にしすぎて、脱サラまでしてしまいましたが…
もちろん後悔はありません😄笑

この記事が参加している募集

なりたい自分

with ヒューマンホールディングス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?