生薬技術の進化が中国を救うのであれば

ロバの皮を欲しなくとも済みます。希少動物と漢方は、なにかと議論されます。「健康でありたい」と願うのは、どのニンゲンも同じ。その犠牲となるのが "持続可能なイキモノではない" とすれば、命の平等に照らし合わせて求めるモノコトを変えていかなければならないと思うのです。

何度も栽培でき、種をニンゲンが管理してその種の繁栄を可能にする。希少動物から得るのではなくニンゲンが管理できるモノコトへのシフト。そこに中国得意テクノロジィの活躍する領域があるはずです。

中国の歴史は長い。その中で人間に適した生薬を見つけ出してきたと解釈しています。それは、おびただしいニンゲンの犠牲の上に築かれたニンゲンの知恵の塊。これからは、ニンゲンの経験だけに依存しない科学の力で持続可能な生薬の開発に勤しんでほしいと願っています。ある意味、国民の健康を担う中国政府の役割でもあると思うのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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