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明日へのマーチ 桑田佳祐

自分が中学生だったころのdocomoのCM曲だったこの歌

中学野球の時は不真面目野球少年だったということもあり、雨が降り練習がなくなると必ずチームメイトと遊びに行っていた。
中学生活でも小学校を卒業して、友達も増えたし、恋もしたし、すべてが楽しくて仕方がなかった。

まだ携帯はガラケーで、LINEも出始めてたけどそんなに浸透してなくて、まだまだメールが主流だった。でも今思えば、あのガラケーに映る絵文字や文体も、あの人のメールアドレスも全てが、それはそれで素晴らしいものだった。

チームメイトと野球も遊びも楽しんでいた時間、合宿、学校の部活動、友達との帰り道、好きな人とのメールが楽しくて嬉しかった時、全部が雨の上がったオレンジ色の空と共にあった気がする。
東京都は一年に106日しか雨が降らない、そのなかでこんなにも色濃く雨上がりの情景が記憶されているというのは、単に梅雨時の自分の調子がよいということだけでは片づけられないものがあるだろう。

もちろん楽しくないことも辛いこともあった。
それでも、素晴らしい景色と耳に流れる「明日へのフレーフレー」が、歌詞の意味がいまいちわからなかったあの頃の自分の素晴らしくキラキラした体験とリンクして、今なお自分のココロに情景を残しているのだと思う。

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雨の日をたのしく

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