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日記11/29 子供のために甘口のカレーを作る父親にだけはならないはずだった

「カレー食べたい」
朝助手席から手を振りながら福が言うのでそうしよう。昨夜多めに作った玉ねぎコンソメスープにカレー粉を入れればいい。今晩は楽チンだ。
今日は一日家で仕事。
18時に「今保育園向かってる」のママからのLINEの合図で台所に立つ。予約したご飯はもうすぐ炊き上がる。カレー粉入れれば終わりの準備なので今日は楽だなあ(2回目)

我が家のカレー粉は「甘口」しかない。
福が食べるようになった2年くらい前から我が家のカレーは当たり前のように甘口。中辛好きなパパママは甘口のカレーに、醤油やらハバネロパウダーなどをかけて自分好みに調整する。それが家のカレーとなった。
煮立ったスープの火を一旦止めて、カレー粉を入れて混ぜる時にふと思う。
「子供のためにカレーを甘口にする父親にだけはならないと誓ったのではなかったか」

結婚前にTVで「子供用のカレーと大人用のカレー2種類作ります。大変です」とママでありタレントさんである誰かが言った時、「子供に合わせる必要なんてない!カレーは辛いものだと教えるのも親の役目!」と憤ったのを思い出した。辛ければ子供がミルクを足すなりなんなりして調整すればいい。あくまで大人のカレーありき!その方が子供の教育にもいいだろう。と子供がいない時には思っていた。実はその考え、親となっても本音では変わってない。

だけどもう甘口でしか作らない。福が辛いと泣いたあの顔を忘れられない。2年前子供用の甘々レトルトカレーを福が残して、やっぱレトルトじゃダメだろうと、中辛で作ったカレーを薄めて食べさせた時、彼は辛い辛いとヒーヒー泣いた。
「カレーは辛いものだと教えるのも親の役目」と息巻いていた父親は、あの泣き顔を見た瞬間に、言葉でも心の中でも謝罪し誓った。もう甘口でしか作らないと。自分の作った食べ物で子供を泣かしてしまった罪悪感といったらない。

「おかわりちょうだい!」とパパの甘口カレーをたくさん食べた。食事は大事。子のために親が中辛を我慢しているなんて夢にも思わないだろう。でもいつか分かる。あの時甘口のカレーを作ってくれた親の優しさを。忘れててもカレーの度に言うからその都度感謝してくれ。

ー日記 今日やったことー
朝食用意、洗濯、風呂掃除、布団たたみ、トイレ掃除、夕食用意、お風呂から出てくる2人のタオル、1歳の寝かしつけ、ゴミ出し。
先に寝るママ「できればお風呂掃除お願いね」って明日5時おきの旦那に言うかね。誰が洗うか!
(と思ってるけど結局洗うと思う)
誰か褒めて!

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