大卒の大量生産をやめて高卒で優秀なビジネスパーソンになる受け皿を作ろう


奨学金破産なんてのが流行ってますね。流行っているというと語弊があるかもしれませんが。

私自身奨学金(無利息のやつ)を受け取りながら大学に通い返済に追われていたのですが、無利子だったこともあり、そこまで辛いという印象がありません。むしろ感謝しているくらいです。
実際、大卒で就職して月数万円の返済ができない状況ってかなり問題だとは思いますが、なぜこのような状況になっているのでしょうか。

企業、本人、家族など様々な立場からの意見があるかとは思いますが、それぞれの意見の中核にある問題は「過度な大卒信仰と、中高卒への差別」に他ならないのではないのかなと思います。

今、大卒採用枠には様々な企業の様々なポジションへの採用枠が開かれています。新卒採用にエージェントがついて企業へ紹介してくれるサービスも普通になりました。
一方、中卒、高卒の採用窓口といえば、地場の企業と学校の繋がりで地域完結型の採用枠が主流で、工場勤務などの一般職、エリア職に限定されていることがほとんどです。

そこで、大学へ行くことで何とか活路を見出そうと、多少無理してでも高額な奨学金を借りて大学へ進学する。
しかしながら、とりあえず選んだ大学にはたいして面白いと感じる授業があるわけでもなく、大学という自由な空間で羽を伸ばしすぎてしまった学生たちが、4年目の就活で散々な目にあい、結果奨学金返済もままならない経済状況へと追いやられてしまうのです。
(もちろんこんな学生ばかりだとは思いませんし、優秀な学生もたくさんいるので、大学や大卒生を否定したいわけではありません。)

では、中高卒に対する求人はなぜこんなにも間口が狭いのでしょうか。
実際、大卒社員と何がどう違うのでしょうか。

極論を申し上げると、一部の優秀な大学生を除き、実態としては4年長く生きた分の経験が違うにしろ、その質や中身はビジネスにおいて大した差はないのではないでしょうか。

事実、大卒を採用したとしても、結局はビジネスマナーやライティング、専門知識を企業内育成としてイチから教えている。

これって極論、中高卒にやっても一緒じゃね?って話です。

一方で、中高卒には高校入試、大学センター試験に耐えうる頭脳と忍耐力、達成経験が足りていないという人もいますが、それってセンター試験の結果をもとに高卒の段階で採用するのと何が違うのでしょうか?

もちろん、育成にかかるコストなど様々な問題点もあるでしょう。しかし、大卒にも研修、OJTによる現場負担を含めるとそれなりのコストがかかっています。その差ってほんとにそんなに大きな問題になるでしょうか。

回りくどい話になってしまいましたが、中卒、高卒だからといって切り捨てていたら、ただでさえ人材不足の上、単純労働が機械に取って代わろうとしている今、このような状態でい続けるのはほぼ限界の状態です。

この状況を打開する為にも、極端な低単価労働で働かざるをえないような選択肢しかない人材を企業が活かし、企業も個人も活路を見出す仕組みが必要ではないでしょうか。

極度の大学信仰をやめ、大学に変わる能動的なビジネスパーソンを輩出していく仕組みを持った企業や自治体を、特に地方から作っていくことは、意義のあることだと思っています。

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やったー!!
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Kazuhiro Ota

徒然人事録

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