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今期はやっぱり、silent

学生時代、特に小中学生の頃は沢山ドラマを観てきた。

しかしここ数年、最終回まで観た作品は数少ない。

そんな日々を払うかのように初回からハマったドラマがある。
そう、それが「silent」

川口 春奈さん演じる紬と目黒 蓮さん演じる想のお話。
高校生の頃に出会い、紬は想の「コトバ」に惹かれ
音楽などの共通の趣味により次第に二人は付き合う。
しかし、想は病気により聴覚を失い、二人の関係は変わっていく。

すぐそこにある日常を切り取っただけの作品なのに、
映像、演技、コトバ、音楽・・・

全てに親近感が湧くけれど、手の届かない儚さ。
毎週心がぎゅーっと締め付けられる感じ。

「あれ、わたし紬ちゃんだっけ?」と錯覚するくらい
久しぶりに物語にどっぷり浸かってしまった自分に拍手したい。

スピッツはよく聴いていたし
タワレコにはよくCDを買いに行ってた
そしてウォークマンに新曲を入れる

懐かしい記憶と重ねながら気づけば昨夜で最終回。

まだ余韻に浸りたい気持ちでいっぱいなので、
しばらくはsubtitleを聴くと思う。

この作品を通してコトバの大切さを改めて感じた。

会話をするとき、LINEをするとき。
コトバは自分が思っているよりも力があるから、
常日頃気をつけていたけれど、丁寧な表現を心掛けるだけではなく
もっと自分のコトバで伝えたいと思った。

自分のコトバではなくなったとき、それはもう伝わらない。

本当に伝えたい相手には自分でコトバを紡いで伝えよう。

自分の見えている世界が全てではない。
自分の中で勝手に思い描いている世界よりも、
伝えてみたその先にある新しい世界を見たい。

「音のない世界は悲しい世界じゃない。」

ありがとう、silent


silent 公式Twitterより


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