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人生で一番落ち込む時

先日、尊敬する経営者のお客様からこんな質問を頂いた

「佐々木さんは落ち込む事あるんですか?」

…もちろんある。
朝起きられなかった時
仕事でミスをしてしまった時
身内に不幸があった時
大なり小なり落ち込む事はまぁまぁある。

でもパーソナルトレーナーという職業柄、どんなに落ち込む事があっても、それをお客様に悟られる事は当然ない。
だからお客様からすると「こいつ常に前向きで落ち込む事なんて無いんじゃないか?」と思われがちだ。
でも人間なので落ち込む事はあるので「もちろんありますよー!」と答えた。

すると更に質問は続いた

「一番落ち込む時ってどんな時ですか?」

… 一番?? 考えたこともない。
今まで落ち込んだ数々のシチュエーションを頭の中で巡らせた。

一番落ち込む時

数々のシチュエーションを振り返った結果、僕が一番落ち込む時は
「子どもに対して感情で怒ってしまった時」
間違いなくこれだった。

ただ、感情が前に出てしまっているその時は自分自身はそれに気づけない事が多い。
後になって「もっときちんと説明してあげられたな…」「何やってんだよ!だけじゃ伝わらないよな…」と反省して、子どもへの申し訳なさと共に、弱い者(子供)に対して権力を振りかざしてしまったような気持ちになり、自分の未熟さ、雑さ、器の小ささを実感してめちゃくちゃ落ち込む。

どん底まで落ち込む

一番の味方であるはずの親から、理由も分からず怒られて、小学校や保育園に行く気持ちはどんな気持ちなんだろう?
朝から暗い気持ちになり、今日という一日を過ごす気持ちはどんな気持ちなんだろう?
そんな子供の気持ちを想像してまた落ち込む。

そして今すぐ「パパの怒り方悪かったね。ごめんね」と言って謝りたい。
そんな気持ちになるけど、仕事で夜まで会えない。それで更に落ち込む。

と、こんな感じでどん底まで落ちていく事がある。

原因

後から考えればそんな感情的になる事ではない事が分かるのに、どうして感情的になってしまうのか?
それは多分、「存在しない理想の子ども」と自分の子どもを比べてしまっているように思う。

親が起こす前に自分で目覚めて
「おはよう」と大きな声で挨拶をして
こぼさずにご飯を食べて
お皿を自分で下げて
自分で着替えて
自分で歯を磨いて
忘れ物がないかチェックして
出発時間5分前に靴を履いている
…そんな子どもはなかなかいない。笑

でも多分、親の中の無意識の期待値は、それくらいまで上がってしまっている。
期待値が高すぎると、「子どものできないこと」ばかりが目につくようになってしまう。
そして要らないイライラが増えて、結果として「何でできないんだよ!」という感情が先に出てしまうのだと思う。

解決策

じゃあその期待値や感情をコントロールするには具体的に何をすればいいのか。

それは多分、日常生活のなかで「ありがたい」と思えることを探す習慣をつけることだと思っている。

「子供が夜ちゃんと寝てくれてありがたい」
「健康でいてくれてありがたい」
「毎日笑顔をみせてくれてありがたい」
当たり前のなかに「ありがたい」を見つけられるようになると、期待値は下がり、イライラする回数も減り、感情をぶつけてしまう事も無くなると思う。
何より子供が存在しているだけで幸せを感じられるようになる。

全て自分自身の課題

こうやって一つ一つ落ち着いて考えていると、自分が落ち込んでしまう原因は、自分自身の課題である事が改めてよくわかる。

深く考えずに矢印を外側に向けていると「子供が言う事を聞かないから」という子供の問題にしてしまいそうだけど、そうじゃない。

子供のためにも、そして自分自身のメンタルコントロールのためにも、「いつもありがとう」という感謝の気持ちを持って生活しよう。

あとは人間、時間に余裕がないとイライラしがちなので、シンプルに時間に余裕を持つ事がめっちゃ大事な気がする!

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