こんにちは、枯木屋ユージンです。

今回はかる～く、キャンプ場でのお話です。

今年の春に近場でソロキャンプした時のこと。
夫婦と小学校低学年の男子3人家族が、私の近くのサイトへやってきました。

夫婦は、キャンプ場でレンタルの、大きなテントとタープの設営を始めました。5〜6人用でしょうか。
私は凄いなと思ったのです。
自分は長年同じテントとタープを使っていますが、それでも、たまにしかキャンプしないから、毎回少し戸惑ってしまうのに。
初めて扱う、あんな大きなテントとタープをさっさと組み立ててしまうとは。
物静かな夫婦で、ほぼ無言で仕事をこなして行きました。
時折、二人で説明書を確認するくらいです。
余程、キャンプ慣れしている家族なのでしょう。

その証拠に、バーベキューが始まってしばらくすると、男の子が親に質問する声が聞こえてきました。
「なぁなぁ、何でキャンプはいつも焼肉なん？」
ほんとにいい質問です。
でも不思議なことに、お父さんもお母さんも、この時も無言なのです。
だから、男の子は同じ質問を何度も繰り返します。
でもやっぱり無言。物静かを通り越して、あっぱれです。

私もキャンプは何故焼肉なのかを、考えました。
そして一つだけ答えが浮かんで、大声で男の子に言いたくなりました。
それは「法律で決まっているからだよ」と。

男の子は諦めて、焼き肉を食べだしています。

この答えを、本当に声に出して言える、勇気ある男になりたかった。

ではまた、次回