蝶々夫人

詩です。


朝くつひもを結ぶときは左右左右の順番で
必ず蝶が二匹連続になるようにするの
ときみは言う
一匹ずつのぼくのことをきみは
蝶がかわいそうだと思わないのかと叱る
まったく思わないのだけれどぼくは
二匹連続になるようにして
一緒に桜を見に行く春を
積み上げている



=====================

読んでいただきありがとうございます。
スキやフォローもしていただけるとうれしいです。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?